本当に面白かった!電車の中で肩を震わせて笑っていました。
親兄弟に家臣も全員ころされて、自身も幼い頃は牢に入れられ虐 待を受け、牢から出された後は暗殺者として「先生」に育てられたアレク。この生い立ちだけでヒーローが病んでしまったのは当然と納得出来る悲しいものでした。でも逞しく、大抵のことを受け入れられるヒロインと無理矢理結婚させられたことで人を愛することを知ります。ヒロインの存在が大きいのもあるけど、アレクを引き取った大公家族の愛も素地にあったのではないかな。大公と大公妃のやり取りも面白かったです。何より、ヒロインルリーシェがアレクを見張らなきゃ!と斜めにずれた角度から理解不能な夫を分析するところは声を出して笑ってしまうほど。イラストも素晴らしかったです!