先生のヤク◯ものは荒々しい『龍と竜シリーズ』を読んでいて、そちらにもちびっ子は出てきましたけど、こちらは本当に同じ作家さんが買いてる?と思うくらいソフトな設定で楽しめました。
全体的にコメディなので、ヤク◯ってのは設定だけと思って大丈夫な気がします。やはり作家歴の長いベテラン先生なので読者を惹きつける力が強く、先へ先へ読み進めたくなる面白さでした。ずっと「ライが可愛い」とニコニコしてるか、鈍臭い会話に吹き出しながらニヤニヤするか、どちらにせよ締まりのない顔をしながら読みました。人前で読むにはある程度注意が必要な作品だと思います。いたすシーンのイラストもあるのでそちらの注意も要りそうです。
ほぼ子育てのお話でしたが、ちびっ子好きには最高の読みものでした。自分の子育てには間に合わなくても、孫ができたら活かせそうで、とっても勉強になりました。勉強といえば…作中の「幸福度は金銭ではなく、心の共鳴…琴線で量れ」の言葉も素晴らしいなと思いました。
裏話的に先生が「レーベル色」の話をなさっていましたが、こういう「ほのぼの・ほっこり・可愛い・優しい」感じの作品をもっともっと読みたいなと思いました。