このレビューはネタバレを含みます▼
妾腹の上、第一王子として生まれてしまったオルトス。正妃にうとまれ、命を狙われすぎて、まわりに宰相の息子のイェラしかいない。大事な人たちを失ったために、大事な相手を作らないし、笑っていても寂しそう。そんなオルトスをすくったエリーニ。
だけど、魂が欠落した2人は4歩離れると意識を失うという面白い事態に。エリーニの淡々としながらも、告白をぶっこみ、壮絶な過去も俯瞰してみてるところがなんともいえない。
傷を傷と思っていないエリーニ。そして、傷つきすぎたオルトス。そんな2人とイェラの会話がコミカルです。2人の出会いの伏線がなんとも言えない。
もう少しあまーい2人もみたかったですが、これはこれでよいかな。
お値段は高めなので、クーポンなど利用されるのがよいかも。