ネタバレ・感想あり成瀬は天下を取りにいくのレビュー

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こんなにくせ強くて最高な主人公はいますか
ネタバレ
2024年9月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 成瀬というキャラクターに出会えてホントによかったと思いました!くせが強くてまっすぐで滋賀県の愛にあふれた主人公のこんなにおもしろい本を読んでよかったです!テレビに毎日映りにいったり、坊主にしてみたりなどなど思ってもみないような読んでる側が楽しくなるようなところが魅力です!ぜひ読んでみて下さい!
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様々な視点で描かれる魅力的な主人公
ネタバレ
2024年8月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 続編を含めて今作の主人公成瀬を中学2年生から大学一年生までの中で
親友やバイト先のクレーマー、成瀬ガチ勢のファン、観光大使の同僚、思われ人など様々な視点から描かれている作品です。
成瀬は常識人ではあるが流行などに疎く、良くも悪くも現代の女学生らしくない人物で一般的に見たら変人や奇人と言われてもおかしくはない人物である。
そのため交友関係は広くはないが、好かれる人からはとことん好かれている人物であるように描写されている。読者視点では物凄く魅力的に映る主人公であると個人的には思う。
また成瀬自身の軸というものは一貫して変わらないが、周囲の人物である親友やクレーマーたちから見た成瀬への評価や印象が物語が進むにつれて変わっていく様を読者視点で見ることで周囲の人物に同情や共感もしてしまうような作品となっています。
ページ数的にも一冊あたり3〜4時間もあれば十分に読める作品ですので是非読んでみてください。
物語的にはしっかり繋がっていますが1話完結の形で読みやすい作品にもなっております。
伏線などもしっかり貼られているので読み応えもあります。
長文のレビュー失礼いたしました。

PS.今回初めて作品のレビューをしてこの作品は是非読んで欲しいと物凄く思えたので今回レビューさせていただきました。自分にとってもそういった記念の作品なので是非とも多くの人たちに読んでもらい作品の感想が言い合える人が欲しいなと思いました。
青春小説って普通は甘酸っぱいものだと思う
2024年7月23日
面白い。あまり読んだことないタイプの青春小説でした。恋とかエモいとかカタルシスとか、そういうのじゃないけど青春してる感じがいい。成瀬と島崎の仲の良さだけじゃなく、個々の話し手全員に友人がいて、その友人同士のやりとりもそれぞれ味があって良かったです。
キャラ濃い成瀬の人とは違う青春ストーリー
2024年7月11日
鉄道YoutuberのZAKIさんが薦めていたので読んでみたら、ものすごくハマってしまった。地方の学生が自分を貫いて生きていくのはきっとものすごい勇気がいると思うけど、主人公の成瀬は出る杭が飛び抜けた感じで羨ましいと同時に勇気ももらえた。
成瀬の素っ気なさに拍手!
2024年4月24日
成瀬のやること、考えてることのユニークさに圧倒されます。友達の島崎さんの巻き込まれキャラも面白いです。さすがの本屋大賞受賞作!
何より成瀬のこの年代の少女特有の面倒臭さが無いところが一番です。脇役の処女たちも比較的薄味で爽やかに読めます。著者としては敢えてそんな面を省略して軽い読み味を保っているのかも知れません。
テンポよく読める
2024年10月21日
テンポよく読めるけれど、なんだか心が温まる、そんな作品です。本屋大賞らしい作品とも言えるでしょうか。
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😄
2024年8月31日
若さあって出来る事ですねー。仮に学生時代に戻ったとして真似出来るかは、まぁむりなんだけど笑。200歳まで生きられるなら、何処かしらで全力で夢見つけて夢中になれるかなぁ。目標ある生き方してみたい。成瀬のように自由でありながらキラキラした青春送りたかった。
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成瀬なら天下を取れる!
2023年8月17日
痛快青春小説です。成瀬あかりというちょっぴり変わった?高校生とその周囲が巻き起こすコメディのような友情小説のような、はて?どんなジャンルに当てはまるかは読者しだいですが、続編を期待したいほど面白いです!
中瀬ゆかりさんのオススメ小説
ネタバレ
2023年5月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5時に夢中!のエンタメ番付で紹介されて読みました。

滋賀県民による滋賀県民のための、小説かなぁと思いますが、地方在住や地方で育った人ならなんとなく滋賀に行かなくても自分のいた場所に重ねられそうな描写も多く、地方在住の私は楽しめました。
プラージュとかね。

M1で天下取る、べしゃり暮らしみたいな内容かと思いきや、そう言うわけでもなかったけど。

殺人事件にも病気の人にも恋愛にと興味のないティーンは、ちょっと読んでみてもいいかも。
ドラマチックな上記のことは一切ありません。
私には若過ぎた
ネタバレ
2024年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 滋賀県愛万歳の主人公の性格が際立ったお話でした。
でも性格を強くしたのは、内面の浅さを誤魔化しているような印象も受けました。
最初の一話から、彼女の行動はラストにどう繋がっていくのか読み進めていましたが、最後まで読んだ感想として日記小説だなと…。
なんでも決めたことをやり通そうとする姿勢はすごいけど、伏線かと思ってたエピソードは伏線ではなく、オチにがくっと肩透かしをくらった感じでした。
成瀬はぶっ飛んだ性格の結果か、抱える悩みがお粗末というか、ここまでしてきたのに成長した面がたったそれだけ?というか…。
成瀬に勝手に期待して、私もこうなりたいなと影響を受けて成長してきた周りの友人たち。でも成瀬らしくない行動は非難したり。
それが若さかもしれないけど、もっと踏み込んだ何かが読んでみたかったです。
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作家名: 宮島未奈
出版社: 新潮社