モノクローム・ロマンス文庫は何冊も読んでいて、面白い作品を読ませてくれるレーベルだという信頼感を持っている。その信頼と、高評価レビューで試し読みせずに購入してしまったのだが、大失敗だった。
一人称のチャラい口語文で受視点と攻視点が交互に書かれていくスタイル。日本の量産型BLによくあるやつ。いや、海外の作品でもそういうのあるしそれで面白い作品もあるんだけど、これは本当にありきたりオブありきたりというか…M/M入門編としては良いかもしれない、リバもないし。（飛ばし読みしたから確信は持てないけどなかったと思う）
主人公二人とも仕事が出来る男という設定なのだが、一人称で語られる地の文にも会話にもあまり知性が感じられないせいで、二人が有能な男だとは思えない…。薄っぺらくてつまんないお仕事シーンとセッ〇スシーンの繰り返し。ちょっと一波乱あってハッピーエンド。良かったね。退屈だった。
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