ネタバレ・感想あり正欲(新潮文庫)のレビュー

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多様性とは
2024年10月13日
思いもよらないものにフェティシズムを感じる人がいる。
多様性の時代だけど、その思いもよらないものに興奮する人にカミングアウトされて、信じることが自分にできるだろうか、と思う。
実際に作中にあるような方が実在するようで、私は作品を読んでそんな人本当にいるのかなぁなんて思ってしまったことを恥じた。
私の今までの人生に存在しなかった領域です
ネタバレ
2024年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ほんとにほんとに驚愕でした!
多様性を謳うこの時代には誰しもが読むべき作品なのではないかと思います!
みんなを理解したり許容することってほんとに難しいことだと痛感させられました。
だからみんなと違うって孤独ですよね。暴力的な表現はありませんが、とても痛々しかったです。
この物語のメインの人物を苦しめる大衆は自分なのかもしれない、と罪悪感に駆られます。
また孤独に苦しんだことがある人なら登場人物の悲痛な声に感情移入せずにはいられず号泣待ったなしです。
素晴らしい作品です、出会えて良かったです。
2024年1月6日
読む方の人生観によって千差万別でしょう。

私は共感しかありません。

試し読みで気になった方にはオススメです。
がっかり
2025年1月26日
小児性愛者に対する真面目なストーリーなのかと思えば、オチにがっかり。結局その辺りは綺麗事で片付けるのかと思ってしまいました。
恨み節
ネタバレ
2025年4月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 理解されない事と社会的に許されないこととはまた別の話だと思うんだけど、それがごっちゃになって社会を恨んでる人が描き出されてるな。とは、思った。
ペドとか、その他犯罪と呼ばれるような性癖を抱えた人はほんとに生きるのがしんどいと思う。
ただ、犯罪って他者を傷つける行為だと思うのでそれは糾弾されて当然のことだと思う。秩序があるからこそ安全という世界で生きていけるので、その恩恵を受けてるのなら自分も秩序は守って然るべきでしょう。
ただ、今回の話のメインの人たちは別に他者を傷つける事で自分の欲求を満たせる人たちじゃないから、それをゴチャ混ぜにして話を進めていくのに違和感はあった。
どうしようもないことだとか、理不尽だとか、たくさんある。
社会を恨んでしまう気持ちも当然だと思うけど、フィクションとして人の抱えてる恨みを読み続けるのは単純にしんどかった
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作家名: 朝井リョウ
出版社: 新潮社
雑誌: 新潮文庫