ネタバレ・感想あり騎士団長様の籠の鳥～とらわれの舞姫は、執着愛に溺れる～のレビュー

小達出みかんぬるめのおゆ。

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でめきん＠りおさん

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葛藤。

ネタバレ

2023年11月5日

このレビューはネタバレを含みます▼ 147ページ挿し絵なし。スラム出身の天涯孤独な平民ヒロインは、飢餓で苦しんでいるところを悪の組織のボスに拾われ工作員として働いていた。ひょんな事からその町の騎士団長と出会い、逢瀬を重ねるうちに惹かれ合ったが素性を知られ…という話。身分違い、かたや騎士団長の貴族令息、かたやスラムの罪人。とてもいい設定だと思うんですけど、ヒロインが頑なすぎるし、ヒーローへの断り方がずるいなって思ってモヤモヤしました。「あなたを慕ってますが私は罪人だから…」って言われて相手は簡単に諦められないし、逆に火をつけますよね。ほんとずるい。避妊をせずに『子供が出来れば一緒にいられる』というずるさなら良かったんだけどな。一方のヒーローも、ヒロイン大好きなのは分かるけど直情的だし単純だし、結構俺が俺がが強くて苦手に感じてしまった。あと、悪の首領が文章一行で死んでしまったのがアッサリしすぎて（しかし新聞記事！）、あれだけ執着してたヒロインもあっそうみたいなリアクションで、これまで悩んでたのはなんだったのって感じでした。