ネタバレ・感想ありさようなら、私たちに優しくなかった、すべての人々のレビュー

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3000かセンを超えれば一流
2024年9月27日
社会というものに対する怒り、憎しみ、悲しみ。それは時に人を予想もしなかったような方向へと進ませる。一人の少女の選んだ道を見ると、胸が引き裂かれる思いがする。せめてその先に平穏があらんことを。
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物語を客観視
2023年11月6日
距離感が掴めない作品です。
基本的には主人公目線で進んで、過去の回想は客観の目線で進んでいきます。
普通、主観で進行するときは物語への没入感を味わえるわけですが、この作品ではあまり没入感がありません。
主観で進む映画を見ているような感じです。
とはいえ、全く没入できないわけではなく、ところどころで没入できます。
反対に、客観で進んでいくときに、客観でありながらも物語への没入感が楽しめます。
客観で語っているはずなのに、その場に自分がいるかのような進行です。
ということで、作品に対しての距離感がぐちゃぐちゃです。
ジェットコースターな感じなんですかね、これはこれでなかなかに楽しかったです。

物語としては、なかなかに重たい話になっています。
かなりきつい内容なので、心臓の弱い人は読まない方がいいと思います。
重たい話でありながら、別にすっきりするわけでもないという、終始下腹部が痛みます。
すっきりとした場面がないのはわざとなんだろうな、という展開をしていますので、すっと入ってくる人にはすっと入ってきて楽しめると思います。
ご都合主義で解決する物語は好きではありませんが、解決しないのも、これはこれであまり好きではありませんでした。

以上のように、感情がかなりかき混ぜられる作品となっています。
内容は、なんというか、可もなく不可もなくっていう感じでした。
ありきたりではないけれども特殊ではないかなって感じです。
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ありきたり
2023年8月31日
あらすじからとても期待していたのに平凡でありきたりなストーリーが最後まで続き残念でした。
また、地の文だけならまだしも、セリフ回しまで冗長なのが辛かったです。読みづらいだけでなく、リアルな世界観に生きる登場人物の言葉としてとても不自然でした。
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主人公の父親が気の毒すぎる
2023年8月30日
ヒロインには「姉を見殺しにした」と罵られ実の息子の主人公には「毎日同じことを繰り返している無気力で空虚な大人」と軽蔑されている父親が気の毒すぎた。
仕事の傍ら赤の他人の居候ヒロインと不登校の息子の分まで朝食夕食用意して一歳未満で死んだ娘二人の為に毎日お経読んでる妻に不倫・離婚された父親なんですが……見殺しにしたも完全に言いがかり。挙句に最後は主人公とヒロインにカード盗まれて散財されるって胸糞悪すぎてリアルに「は」?????と声がでた。
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作家名: 中西鼎 / しおん
ジャンル: ライトノベル
出版社: 小学館
雑誌: ガガガ文庫