このレビューはネタバレを含みます▼
伊達氏や大友氏など我々は日本側からしか彼等の海外交流を見ていません。(海外の文物紹介として)それを海外からの視点で彼等を見ようとする設定は斬新です。今までは見えなかったものが分かります。ざっくり言えば当時は進んだ西欧文明がその他の彼等から見れば遅れた文明を呑み込もうとした時期です。もちろん、一部珍しがった側面はあるでしょうが。
そんな西欧視点からの戦国大名の評価は当然、開明的な部分は評価され閉鎖的な部分の評価は低いはずです。そう言った意味で実に興味深い論考と言えるでしょう。