ネタバレ・感想あり泣き虫令嬢の良縁のレビュー

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凛とした生き方
ネタバレ
2025年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルからもっとベタベタ甘々なストーリーを想像していましたが、不運に負けず、迷い戸惑いながらも困難から逃げずに立ち向かうヒロインの姿に応援したくなりました。常識となっていることが間違っているかもしれないと思った時に、今まで見えなかった新しい世界が見えてくるのでしょうね。ヒーローの前の奥さんまで登場するとは思っていなかったので驚きましたが、人となりを知れば、日記の言葉にも温かさが感じられました。子供を育てることの大変さや、愛情のかけ方などもリアルで読み応えがありました。ヒーローもヒロインもお互いに愛情を注ぎ合う温かな家族となり嬉しかったです。
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凛々しいヒロイン
ネタバレ
2024年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何となくヒロインは元婚約者やその恋人に嵌められて不妊と診断されたのではと思って読んでいたらやはり感は当たりでした。
初めは、気むづかしい公爵といけずな双子の息子達相手に仕事の為とはいえ向き合い使用人達も冷たいしまるで針の筵で可哀想と思っていたけど、実は事情が有りヒーローも又息子達も徐々に近づいて仲良くなりヒーローの冷たい心もときほどき元婚約者とその妻を成敗しスッキリしました。
相思相愛になり夫婦として、又可愛い娘も産まれて幸せな家族になったけど、働く女性として凛々しく強い女性に成長しましたね。
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芯の強いヒロイン
ネタバレ
2024年3月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 瘴気という言葉も出てくるのでファンタジー系かと思いきや、その世界に生きる一般的な貴族令嬢の話です。序盤はひょっとして魔王や勇者なども出てくるのかと予想してましたがいい意味で裏切られました(笑)
人口を減らさないための強制婚姻政策が常識。それにより女性は妊娠出産が全てで不妊女性は最底辺という偏った扱いを受ける社会。多少の救済措置はあるものの、その政策で傷つく人も多い。そんな差別や偏見が蔓延る中で婚約者からも酷い仕打ちを受け、自分の生きる道を模索していくヒロイン。涙を流しつつ、今後自分がどうしたらいいのかを懸命に悩み、苦しみ、進んでいく姿に心を打たれました。
泣くシーンは多々ありましたがどうしたらいいか分からないという涙ではなく、受けた悲しみを排出して自分自身が前向きになるためのものだったので、うじうじしている印象はありませんでした。最後はハッピーエンドで良かったです!この世界にもいつか平和が訪れますように。
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次作が楽しみ
2024年1月21日
久々に読み応えある作品でした。ちょっと重たいテーマで、男性不妊だってあるだろうに女性だけかなり差別を受けます。人は自分より不遇なり不幸な人に更に追い打ちかけますね。ヒロインはか弱いけど家族の愛が芯にあるのか自己肯定感があり、自分なんてと悲観せず前に進もうと踏ん張っていて、幸せを呼び込む力はそこかな~と思いました。
しんが通ったヒロイン
ネタバレ
2023年11月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじの通り、法によって働くことを余儀なくされたヒロインのお話です。辛い立場になりますが、壁にぶつかりながらも色々な人に励まされ立ち向かって行きます。その過程でヒロインの思慮深さがよくわかり、応援したくなります。双子も可愛らしいです。公爵様も実はとても優しい人で、ヒロインのことが大好きなので、持てる力をなんでも使ってヒロインに尽くし、守ってくれます。早く両思いなればいいのにというところで、いいタイミングで助け舟も入り焦ったさはないです。使用人の方々も個性豊かでいいです。ヒロインとそれを取り巻く人々が幸せになってよかったー。
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双子が可愛い!内容が深くヒロインの力強い
2023年10月31日
婚約破棄からのハッピーエンドが好きで良く読みますが、今までとは違う視点があり、子育てや女性の生き方など共感しながら読みました。さっと読んでしまったので、もう一度じっくり読みたいと思います。双子が可愛い!!
少子化問題と差別の問題、甘さなし。
ネタバレ
2024年10月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが傷つけられる場面が多く辛い。
家庭教師になってからも最初はヒロインひとりで頑張っていた印象。不器用というか、コミュ障公爵がヒーローらしかったのは最後の方だけかな。
それと、彼の使用人が、家庭教師とはいえ伯爵令嬢のヒロインに挨拶もできないなんて、公爵家の使用人として最低でしょ。
公爵ヒーローの責任でもあるのに、
結局、異動も解雇もなくスルーだったけど、あのままなのかしら。
肩透かしだったのは、全編通して社会問題的な
わりと重い話だったので甘さはカケラもなかったこと。
ラストに元婚約者からの謝罪の手紙もヒロインをさんざん貶めた性悪女とのノロケかよ!と思うような場違いな内容でイラっとしたわ。もっと厳しい罰にしたらよかったのに。
でも、一番モヤモヤしたのは、ヒーローが離婚した女性と未だに手紙のやり取りをしたり、しまいには、その家にヒロインと子どもを預けたり、あちらに資金援助までする信頼関係がある事実。
何年も会ってなくてそんなことできるかな。
あちらのご主人はなんとも感じないのかしら。
白い結婚ならぎりぎり許せても、国からの命令とはいえヒーローと子どもまでもうけて、それなりに信頼しあってる元カノの家になんて自分なら絶対預けられるの拒否するし泊まらないわ。ふつう会いたくないわよね。
この関係性ってヒーローと元カノにだけ都合よすぎで
モヤっとした。
しかも、これからも子どもたちを連れて遊びに行くって‥ちょっとリアルでは考えられず、感性を疑う夫婦たちに、かなりモヤモヤしながら読んでいたので、
読後感もよくなかったけど、自分が合わなかっただけね。
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作家名: 鈴木桜 / Shabon
ジャンル: ライトノベル
出版社: KADOKAWA