ラノベを読み始めた初期の頃に読んだ『ヤクザから貞操をしつこく狙われています』と同じ作家さんで、感触が良かったことからこちらも読んでみました。ライトノベルとカテゴリでありながら、恐ろしく重厚で読み応えのある作品もある中で、これぞまさしくラノベと言える作品だったと思います。
警察官同士の話ということで設定上、殺人事件があるので多少のシリアスさはあるものの、全体的に楽しいノリで笑えるシーンが多かったです。ずっとニヤニヤしながら読みましたし、あんまり面白くて…普段は2・3日に1冊という遅いスピードでしか読めないのに、ほぼノンストップで私史上初?くらいの半日で読んでしまいました。文字数もやや少なめで、そういう意味でもライトでした。
こういう笑えるノリって、大好きです。個人的に喜怒哀楽などの感情のうち、人を笑わせるって一番難しいと考えてます。ずっと笑わせられて、中身もある(事件と恋愛)ストーリーを作るのは難しいと思います。もちろん人によるとは思いますけど、『ヤクザから〜』がお好きな人にはお勧めです。