このシリーズは、誰も彼もが一癖以上あってキャラクターの個性だけ並べられても笑っちゃうくらい面白くて大好きです。個人的に、主カプは別格としてサブキャラの中では龍二に次いで映兄の拓也が個性的(ぶっちゃけ変キャラ)だと思っています。人は良いけど詰めが甘い(というか、そもそも詰める気あるのか分からない感じ)ただの兄馬鹿で極度のブラコンで、やたら面倒ごとを持ち込む…必ず何かやらかしてくれる愛しきトラブルメーカー、今回もちょい怖の怪しげな事象を持ち込んでくれてハラハラ読みました。途中からラストの予想はつきましたし結果オーライなんですけど、その事実を知っているのは映と雪也で、なぜか拓也には知らされないままという終わり方にガクッときました。「えー!!ここで終わり?」って…いやだって、あの兄だよ?ことの顛末を説明しておかないと、絶対にまた似たような問題を持ち込んでくる気がしてならないんですけど(笑)次のお話も楽しみです。