このレビューはネタバレを含みます▼
どうにもこうにも表紙絵が気になって、無料立ち読みを読んで購入して読んでみました。
読み終わった後で、表紙絵を描かれたのが六七質先生だと知りました。道理で読みたくなってしまう筈です。最近、先生の表紙絵にお目に掛かってないので、漸く会えたという思いです。
さて、結城かおる先生の小説自体も心惹かれるものでしたが、矢張り幾ら面白い本であっても、読者が興味を持ってくれなければ読んで貰うまでに至りません。そういう意味では、表紙絵は読書の切っ掛けになるとても大事なものです。書店の店頭で、或いは電子書籍で、この本の表紙を見て購入を決めた人が多かったと思われます。
私はゲームをしたことが無いのですが、ゲームをしている人にはこの小説の設定や話の流れは心躍るものだと思います。
王子の身分を剝奪された従神者のルスランが、神獣である竜のアルダーヴァルと共に諸国を放浪して、数多の困難を乗り越えて心身共に成長していく物語です。
百聞は一見に如かずなので、ルスランとアルダーヴァルの物語の続きを知りたければ、どうぞ手にして物語の世界観を堪能してください。物語の後半には、とても深い内容が詰め込まれています。