ネタバレ・感想あり「妖奇庵夜話」シリーズ【全10冊合本版】のレビュー

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現代のあやかしの情とケジメ(と説教)
ネタバレ
2026年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 合本版。目次が各巻のサブタイトルになっており、そこから該当作のあたまに飛べます(表紙あり)が、私のように手動のしおり機能なしで読む場合は迷子注意。表紙と別に表紙カバー掲載(なぜか、ない巻も…)榎田・中村両先生のあとがき、各巻の文庫版初版発行日、合本版の奥付あり。
内容は大満足。涼しげな美貌なのにくちのわっるい先生とチャラい若手刑事との毒舌漫才のようなコミカルさや都会的な話題のなか、暗い事件が起きていきます。差別や洗脳などの問題の対処の難しさや凶悪な犯罪の緊張感のなかで、異能を持ちながら悩みまくる、なんとも人間らしい先生の優しさが沁みました。以下、部分的ですがメモ。

●【その探偵、人にあらず】いったんもめんに会いたい妖怪好き/大人も叱られる/ホッペをつままれて/深夜の茶会/名付けられる喜び/ちゃんと探偵してる/特例妖人/ダイエット/女同士/5、6月頃/油取り/座敷わらし/つのつの
●【空蝉の少年】動物病院の支払い/先生がマメくんに甘々で、孫といるおじいちゃんかと思ってたらマメくんにとっては/にゃあさん/ブログ/占い/偽水晶/大食い選手権/五目寿司パーティ/浴衣/件(くだん)/二口女/ちょっぴりホラー味
●【魔女の鳥籠】スーツでテレビ出演/風邪で寝込む/子は親のものでない/母と娘・支配や依存/お母さんのこと大好きなかわいい男の子/火箸/タワマン上層と下層/オバリヨン/どうもこうも/ショウケラ
●【誰が麒麟を鳴かせるか】不安と幻影/弟、兄をかばってケガする/僕を見て/沖縄/神女/タリの息子/惜しみなく助ける/コツメカワウソ/可愛げ/刑事のデート/新興宗教/ヘイトスピーカー/洗脳/マインドコントロール/大掛かりな脚本/7人で食べる、たらいソーメン揚げたて天ぷら付き
●【顔のない鵺】・【ラスト・シーン】 白菜消費/雪平/出禁/まつ毛のとり方/被害者家族と加害者家族/復讐代行/火事/彼と先生の共通点/主、家令を振り切る/隠仁(おに)/なんて決着/寝たふり/どっちつかず/ただいまとおかえり
●【千の波 万の波】より『河童』・『閑話種々』 物々交換のための言葉/河童に海/離岸流/焼きそば目玉のせ/夜の海/そこで手なんかつながれたら泣ける/刑事に妖キ庵/10年経過の師弟/自分を自分に戻す場所/やっぱり泣けた/お茶の間まんが最高/読み終えるのがさみしいけど、明るい終わりに泣き笑い
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