ネタバレ・感想あり新装版 カイザリンSAKURAのレビュー

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新装になった表紙絵に、旧版の物語の内容
ネタバレ
2026年7月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ この小説は、定価が高額であるにも係わらず、無料立読みが付いていません。
新装された表紙絵には然程惹かれませんでしたが、最後の女性天皇という一点に惹かれて購入しました。
今、第一章の第四話まで読んで、読むのを止めました。
プロローグに出てきた桜町サクラは、フランス語が堪能でない設定になっています。
それなのに、見掛けたパリジェンヌ、メリア―・ドルリナーに声を掛け、瞬く間に彼女と仲良しになっています。
実に、知り合ってすぐに名乗り合って、彼女の下宿にまで行っているのです。
堪能でない言語で、自国の苦手な歴史のことを翻訳して話せるというサクラ。
そして、二人で、『カイザリンSAKURA』の物語を途中部分から最後まで完成させるという荒唐無稽さです。
日本では、『カイザリンSAKURA』は後桜町天皇という女性天皇だそうです。
後桜町天皇は、1740年に生まれ、1818年に74歳で亡くなったと書かれています。
また、在位は、1762年から1770年のようです。
姉、父、弟、弟の子を順番に亡くしたとされています。
それを知った、メリア―が、「亡くなった人たちの魂を宿して長く生きられたのかもしれないな」と言います。
その言葉に、サクラは、「まさにそんな気がするの」と返しています。
キリスト教を信仰しているメリア―が果たしてその様な考えを持つでしょうか?
これに違和感を感じました。
読んでいると、一話ごとに、登場人物の紹介と二人の会話が入ります。
これは、劇場で観劇を見ているような設定にした物語構成なのでしょう。
集中力が途切れ、二人の的外れな会話を何度か読まされて、すっかり読む気力が失われてしまいました。
止めに、帝と皇后、舎子(いえこ)の会話を隠れ聞いていた帝の13歳の腹違いの妹、成子(ふさこ)内親王が、内輪に留めるべき話を彼方此方へと広めます。
成子は、この後も色々と騒動を引き起こすらしいのですが、メリア―は、彼女のことを面白そうな存在と言うのです。
ここに至って、すっかり読む気が失せてしまいました。
この作品は、2022年のある新人賞の第一次通過作品だそうです。
けれども、私の本棚ではお蔵入りにします。
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