ネタバレ・感想あり職場を腐らせる人たちのレビュー

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とても分かりやすい本でした。
2025年2月4日
今まで職場で何となく「この人苦手だな。」や「この人とは関わりなくないな。」と思うタイプの人の心理やその人がとる行動の裏にある真理をとても分かりやすく解説してくださってる本でした。本に書かれていたようにこのようなタイプの人を変えるのは不可能なので本書で紹介されていた対策を参考に日々過ごしていこうと思います。素敵な本をありがとうございました。
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腐ったミカンは連鎖する
ネタバレ
2024年10月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本書によると人間は本来、攻撃的な人を見たら、自分は逆に平和でいようとは思わないようです。「目には目を歯には歯を」で自分も攻撃性を発揮してしまう。そしてそれは連鎖的に拡大してゆきます。この人間の業のような連鎖を断ち切る方法を本書は教えてくれます。
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共感できる。
ネタバレ
2024年6月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ この種の『職場の困った人達』本はこれまでも多く出版されていたが、どちらかというと、こんなバカいるよねー、相手にしないーみたいな他人視線の本が多かったとおもいます。
本書の特徴はこれらのハラスメントを起こす人、責任転嫁して逃げる人、ストーカーを行う人達を分析し、社会問題として取り上げているところです。

まず第一章で問題行動を起こす人とその人の被害を受けて著者の診察を受けた人のケースをあげ、第二章で問題を起こす人の原因、第三章で被害者にならないためにはどうするべきか、また、この問題が過去の高度成長の成功体験から抜け出せずに30年間放置してしまったことによる社会問題であると問題提起されています。格差が進む中で今の地位を誰かに奪われるのではかいかという不安、他人が転落するのを見て感じる快感などが原因かとなつて長い目では本人の為にもならないにも関わらず迷惑行為をやってしまう。そしてそういう人ほど自分の病識がない。

また、あとがきでウクライナ戦争とイスラエルのガザ問題も取り上げており、戦争と人間についてのラッセルとフロイトの対話にも触れるなどなど職場だけでなく人間とはどういうものかと考えさせてもらえました。

多くの人がこの本に触れて自分は被害者ではないか、もしくは知らず知らずのうちに加害者になって組織を腐らせていないか考えてみることが大切だと思いました。
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