ネタバレ・感想あり愛しているから、結婚はお断りします~エリート御曹司は薄幸令嬢への一途愛を諦めない~のレビュー

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「俺を頼れ」..そして想い出の万年筆
ネタバレ
2024年5月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 赤城クリエイティブ社長・公士と元令嬢の柚花のお話しです。公士の心情が良く書かれてました。「音羽フーズ」の令嬢の柚花と父の友人で「音羽フーズ」のトップシェフ黒岩の息子の公士は5才違いの幼なじみ。大学時代に恋人同士になります。しかし、柚花の父が事故で亡くなり、人格者で人望があった兄を妬んでいた叔父が社長になり、状況は一変します。父の周囲にいた優秀な社員を排除し、イエスマンの社員ばかりを置きます。黒岩シェフは不祥事をでっち上げられ解雇され公士と共にアメリカへ。柚花はこれ以上の迷惑はかけられないと別れを選びます。生活に困窮した柚花は。大学も中退し、派遣の事務職と居酒屋のWワークで病弱な母親を支えます。そこへ、クズ叔父からトップ広告代理店「赤城クリエイティブ」の社長との見合い話が...公士の亡母の父が「赤城クリエイティブ」社長。公士にとっては祖父にあたります。後継者として公士を指名し苗字も黒岩から赤城に変わり柚花の前に現れます。もちろん、公士は柚花の事情も調査済です。見合いも公士からクズ叔父に持ちかけました。「音羽フーズ」の立て直しと自分の利益しか考えていないクズ叔父は公士の顔も覚えていません。「俺を頼れ」という公士と「これ以上の迷惑はかけられない」と柚花。結局「音羽フーズ」は「赤城クリエイティブ」の傘下に入り、クズ叔父は社長解任。赤城公士があの黒岩公士だとわかった時のクズ叔父の驚きと困惑...そして情けないほどの懇願...ざまあみろ。最後は大学への復学をするために公士が小論文をレクチャーで終わります。個人的には大学復学より、妊娠・出産・子育ての方が読みたかったです。
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まさにヒーロー
ネタバレ
2025年3月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 正真正銘大企業令嬢だったヒロインの父が亡くなった途端、ハイエナのように何もかもを叔父に奪われ搾取され監視下に置かれたヒロインとその母。父の会社経営の一角を担っていた料理人でもある恩人の息子であったヒーロー。叔父の策略に嵌り、謂れのない罪まで被らされその恩人とヒーローは海外移住をする羽目に。
子どもの頃から出会っていたふたりを脅して引き離したのもそのクズ叔父。叔父に脅迫をされ続けヒロインとその母は窮地に追いやられていた。
そんな中、ヒーローは大企業御曹子としていきなりヒロインの前に現れた。しかも見合い相手として‥‥。
久々に正真正銘のクズ登場。父の会社を引き継ぐという事を傘にして、やりたい放題。
若さ故に力も無く当時ヒロイン達を守れなかったヒーローは今度こそと決意を固めていた‥‥。
真っ直ぐな愛で包まれ本来の笑顔を取り戻せて良かった。
ヒロインの印象で、感想が変わる
ネタバレ
2024年10月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 社長令嬢だったヒロインが、父の死をきっかけに転落していきますが、別れた恋人のヒーローがそれを救い出してくれます。
ヒーローがとにかく一途で、ヒロインの為に努力し、尽くすのにはキュンキュンしました。
問題はヒロインですが。
叔父からの圧力により落ちぶれ、とにかく意固地になってしまっていて、「私がどうにかしなきゃ」「何としても秘密にしなきゃ」と自分で解決も出来ないくせに背負い込もうとするので、イラッとします。
でもそれがお話を盛り上げているとも言えるので、あながち悪いとも言い切れない(笑)
このヒロインを真面目な頑張り屋さんと捉えるか、溜め込むがばかりにおおごとにしてしまうトラブルメーカーと取るかで、感想が変わります。
横槍キャラなどは出ないので、そういう恋愛のイライラはないし、そこに関してはストレスが溜まりませんが、ヒロインの意固地さにはストレスが溜まります(笑)
大筋は筆力のある作家様なので面白いし、TLとしては秀作ではあります。
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