ネタバレ・感想ありグッバイステップのレビュー

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テンボが遅すぎてイライラしましたが…
2025年4月13日
だがしかし、良かったです!時間が過ぎるのが遅すぎて遅すぎて、イライラしてましたが、結果良ければ全てよしです!だって時間がかかればかかるほど、2人の愛が深まるのがわかるんですもん。アセクシャルの人って実は結構いるんじゃないかな?新しい視点を私に与えてくれた作品になりました。ハローステップも買ってこよ〜っと。
LGBTQA と幸せの形
2024年9月26日
2人の男子高校生、若く脆い2人が出会い、それぞれの複雑な思春期、家庭環境、セクシュアリティに悩み、もがいて、ゆっくりと、それぞれにとって幸せとは何か向き合っていく、そんなお話しです。LGBTQAをとりまく環境、同性愛だけじゃない、異性愛も含めた偏見、期待される当たり前、こういった面でも考えさせられます。
ドラマチック、メロドラマティック、ではないですが、2人の幸せを願わずにはいられない、温かいお話。作者さんの他の作品も素敵です。
沢山の人にお薦めしたいBL小説です☘
2024年7月31日
BLのジャンルとしてじゃなくて一つの物語としてのレベルが高くて、今後のこの作家さんの作品を楽しみにして行きたいと思わされました。この作品を読んで同性婚が認めらる世の中になる事が自然に感じました。今までは同性婚に対して肯定派でも否定派でもなく難しい問題だと思っていたのですが、初めて同性婚を認めて下さいって思いました。
読んで良かったです。
ままならない人生をどう生きるか
2024年7月25日
自分が欲しくて仕方ないものは、周りを見渡せば多くの人が持っていて、それを手に入れるべくどれだけ足掻いてみても手には入らなくて。そんなどうしようもない事に直面した時の葛藤や妬みやや生き苦しさがとても鮮明な心理描写で書かれていました。
自分の抱えた「どうしようもない」と折り合いをつけつつどう生きるか、どう在りたいのかを必死で模索して手に入れようとする姿は心打たれました。

多くの人に読んで貰いたいと、万人にオススメしたい作品です
LGBTQ+A
ネタバレ
2024年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ こころのひだを描くのが上手い作家様だなーと思ったら、「Re:dial」の作者様でした。以下ネタバレです。ゲイであることをアウティングされトラブルを起こし、生活保護を受けるクズ父とともに小さな部品工場を営む祖父のもとへ転がりこみ転校してきた岳。母親に捨てられた後、同性婚した叔父に引き取られたアロマンティック・アセクシャルの蛍夏。2人は親友として友情を育むが、いつしか岳が蛍夏に恋愛感情を持つようになる。しかし蛍夏は気持ちを向けられても恋も肉欲も全くわからず、同じセクシャリティを理解してくれる人がいない疎外感に悩むようになり…。悩む蛍夏は周囲とも岳とも距離を置き、2人はギクシャクしたまま高校を卒業。岳は祖父の工場で働き、蛍夏は大学入学を機に実家を出て岳との連絡を断つ。約7年後に再会した2人は、改めて【付き合う】ことにはなるのだが…。ここまでが1巻。2巻「ハローステップ」では【付き合う】2人にそれなりに波乱がおきます。積極的に岳にアプローチしてくる大学生男子も登場します。それぞれの毒親との決別もあって。読む前は、表紙絵がBLっぽくないかもと思ったけど、読んだ後はこの絵がいいんだと感じます。美少年でもスパダリでもない、クラスの中に普通にいそうな2人。でも内面は別のカテゴリーに分けられる2人。でも、それはほんとに【同じじゃない】のかな?そもそも【同じ】じゃなきゃいけないのかな?互いが大切だからこそ生まれる、互いへの不器用な想い。じっくり読みたい作品です。
愛だの恋だの
ネタバレ
2025年1月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ と現代の私達はその関係に名前を付けたがるみたいだ。友達の好きと恋人の好き、その違いって本当に何だろう?とこの話しを読んでつくづく思う。その人が好ましいと思うその上で性的な事をしたいと思う相手ならそれは恋愛の好きって確かに分かり易い1つの定義。受けは性的な事には興味が無いけど、一番『好き』な相手の願いを受け入れることで、そういった行為をする。もうそれって完全な恋愛だよね。自分は恋愛が何だか判らないと騒いだ受けくん、だけどきちんとその自分で判らないものをしているじゃない。そのうち、いつか判るようになると言った人達は正しかった(笑) 昔、お祖父さんがそうであったように、親/親戚もしくは上司に言われてお見合いして結婚、よく知らない人と好きという感情もないままで生活し子供を作り、とそれが極普通。そんな時代なら受けくんも悩まないで済んだのでしょう。

副題が良かった。『別れ』なんて言葉あり、その後に『それぞれのけじめ』ですから、別の展開を期待させるじゃないですか(笑)
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作家名: 二一 / com
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 電書バト