ネタバレ・感想あり仮面舞踏会の夜は悪魔が囁く【シーモア限定特典SS付】のレビュー

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色々ありました
2025年4月18日
そんなに長い話ではないのに、事件が次々起こるのでとても長い時間2人を覗いていた気分になりました。
マリア本人は自分が養子にも関わらず義母を一人占めするような事になって、義兄に疎まれていると思い込んでいたけど、使用人は誰もマリアのことを孤児だ、養子だと軽んじることがなかったのがとても気分良かったです。
アルベルトが結局自分はマリア以外を好きにはなれないことに絶望と同時に「安堵」を感じた、という描写が良い。
18歳の青年が13歳の子に懸想するのはロリコンか否かの問題は目を瞑るとして、11歳の女の子に香水を送った経緯も含めて笑いました。

マリアの実母はろくでもなかったけど、マリアが容姿以外似なくて良かったわね!
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忘れられない作品です。
ネタバレ
2024年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 数年前に初めて読み、ずっと心に残っていました。久しぶりに読み返してみて、やっぱり惹き込まれる魅力のある作品だと思いました。
まず、お互いにず〜っと一途に思い続けていた点がポイント高いです!アルベルト様、てっきり義理の妹であるヒロインを諦めようと、それなりに女性とお付き合いしてたんだろうなと思いきや、まさかの童貞だった…!?正直、ヒーローはヒロインに対して臆病だしヘタレ気味ですが、亡くなった母親との確執を考えると、一歩踏み出せない気持ちもわかります。ヒーロー視点で描かれるヒロインへの仄暗い執着心、独占欲、背徳感にとても胸がトキメキました…!寝ている幼いヒロインに思わず手を出しちゃうヒーロー、好きです笑
そしてなにより、長年渡せなかった誕生日プレゼントを渡したり囲い込もうと外堀を埋める前に、さっさと告白せんかい!!マリアを不安にさせおって!と焦ったく思いましたが、結婚式でのまさかの男泣き!で全て帳消しです笑
マリアも社交界に出ていなかったとはいえ、男性と接する機会はいくらでもあったはず。ヒーローはもしマリアが閉鎖された環境で育っていなかったら…と思っているようですが、違うよ!単にマリアがあなたのこと大好きで一途なだけだよ!と教えてあげたいです。
マリアは超良い子過ぎて、性格そのものには共感できない部分もあったのですが、だからこそ、最後に「逃げてもいいんだ」という選択をした彼女にホッとしました。ヒロインが成長して素晴らしい公爵夫人となり活躍する〜みたいな有りがちなラストではなくて、2人の性格を考えても、納得のいく結末だったと思いました。
お互いに実の親から憎まれ、消えることない罪悪感を持った2人が、相手に愛されることによって自分の存在を肯定できた、というような締めくくりも良かったです。
途中シリアス展開もあり、イチャラブは少なめなので、それを楽しみたい人向けではないかもしれませんが、切ない心理描写が素晴らしく、ラブストーリーとして読み応え抜群でした!購入して良かった!この先何度も読み返すと思います。
個人的に、家族と従業員を守ろうと死に物狂いで努力してのし上がったファビオがめちゃくちゃかっこよくてタイプだったので、いつか彼をヒーローにした作品が見てみたいです…!
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たくさんの
ネタバレ
2024年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 切なさとキュンが詰まっている作品でした。ヒーローが、予想以上にヒロインの事を愛していて、読んでいて胸のトキメキが文面から滲み出ているような感覚を味わえました。
この作品好きです
ネタバレ
2024年7月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 長い間立場と環境の狭間で苦しんだ2人。
離れようと理性的に振る舞おうとしながら、お互いに堪え切れない。
主人公2人とも真面目で辛抱強く、すれ違いが長く続きますが、お互いを一途に想い続ける気持ちが2人を動かします。ヒーローは意外と1人で突っ走るところがあり、了解を得ずやり過ぎでは?笑と思う場面もありますが、お互いを思い合う一途な2人です。
書籍化待ってました!
2024年6月30日
WEBで好きな作品で、書籍化待ってました!血のつながらない兄妹のせつない純愛です。後日談など加筆されていて、堪能できました。結婚式で男泣きするヒーロー。やっぱりヒロイン一筋のヒーローは素敵です。挿絵が欲しかったです。
両片思い
ネタバレ
2024年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 血の繋がらない兄妹の恋が成就するまでのお話。兄は王太子の側近であり、王家の兄妹がいい仕事をします。悪人は出てくるけど、いじめとかはないので、心安らかに読めました。
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じれったい……(でも、それを楽しむ話)
2024年9月9日
読み応えがあり、最後まで飽きずに楽しめた。義兄妹の恋愛だから、すれ違いがあるし素直になれない理由にも納得いくものの、早く素直になってラブラブになれ~というじれったさがある。そういったじれったさを楽しみたい人におすすめ。
うーん。読み切ったけど…自分には合わず
2025年1月5日
義兄弟とはいえ、やっぱりちょっとなぁ…
距離を置いていたからこそ、再開の時に義兄がヒロインに気づかず、義妹に似ているなと重ねてお誘いするんですが。私は全部気づいていて分かったうえでのあのヒーローの振る舞いなのかと思っていたので、そこの解釈が一致しておらずいまいちハマりませんでした。
なんとなく二人の拗らせ具合も期待していたような両片想いのすれ違い具合とマッチせず。
ハッピーエンドなんですが、ちょっと物足りないなーという印象でした。
なんだろう。いまひとつヒーローがはっきりしない感じでした。
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作家名: 戸瀬つぐみ / MKR.
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: フランス書院
雑誌: e-ノワール