ネタバレ・感想あり望まれない婚約者のはずが、次期当主様の独占溺愛に囚われていますのレビュー

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架空の都市とはいえ...
ネタバレ
2024年7月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの他の作品が好きで本作を購入。
世界観が横溝正史ワールド。主人公の婚約者の実家が文字通り全てを牛耳っていて誰も逆らえない閉鎖的な町が舞台です。主人公の実母を含めて、周囲の環境がある意味ホラーでした。

作者さんはあえて現代を舞台にされたのかと思いますが、もう少し古い時代設定(せめて昭和)ならまだ理解できますし、不自然感は減ったと思うのですが、離島でもなく、都心から電車で2時間行ったところで婚約者実家の周辺以外はネット環境が整っていないという状況は、ちょっと無理があるのではと思いました。
婚約者は色々縛られていて仕方なかった部分もあるかもしれませんが行動が残念なところもあり、ラストも駆け足すぎて、長い間悩んで苦しんだことがアッサリ解決してしまい、え?ここで終わり?という感じがしてしまいました。
姑がいい人でした。
作者さんの次回作に期待して★3。
ヒロインへの負担が大きすぎる関係
ネタバレ
2025年7月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 地元が歪でおかしいと初めて感じたヒロインは、ヒーローの協力もあり、東京へ進学を希望し就職もするも、約束の25歳で退職し、東京のヒーロー一族のホテルでヒーローに抱かれる。そして、地元へ戻ると本邸での優しくない生活が待っていた。神聖可されているヒーローの婚約者なのに、扱いは最底辺で、実の母親からも叩かれたりするという歪な家に辟易する。そして、ヒーローに恋人がいると噂を聞き、ヒーローに本当に好きな人と結婚して欲しいと告げる。昔自分とは結婚したくなかったと聞いたことも告げるも、それはヒーローの本心ではなくて。初恋が叶い浮かれていたヒーローをからかった従兄弟にヒロインを縛り付けることになるから、結婚したくなかったと言ったとのこと。そして、別邸へと二人で移ることに。そして箍が外れたように昼も夜もヒロインを求めるヒーロー。本邸でヒロインが辛い思いをしていても、直接的に助けたりしないヒーローの姿勢がヒーローに相応しくない。好きな女性一人守れないって。
そして、外で学んできたことを活かして、地元を変えたいというヒロインの希望を聞き、プレゼン資料を作り、正月に当主にプレゼンすることに。圧倒的な迫力の当主の前に緊張しながらも、プレゼンを行うヒロイン。いよいよ詰まったところで、ヒーローからも提案があり、地元を変える人物を待っていたのは当主も同じだったことが分かる。そして、ヒロインは東京のホテルでの幹部としての仕事が、ヒーローも同じ職場に。廃れていく地元を誰よりも分かっていたのは、当主とヒーロー出会った。無事にプレゼンも終わり、結婚式も因習を排除したものになる。ヒーローの避妊は因習を終えたいという思いからだった。
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