ネタバレ・感想あり猫沢文具店の借りぐらしのレビュー

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ねこちゃんの紡ぐ縁
ネタバレ
2024年9月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二胡は32歳、人生の窪地で停滞中。夫も仕事も住処もなくして、これからどう生きていこうかとひっそり悩んでいます。其々事情を抱える人々と交流しながら、地味に頑張る主人公が好印象。保護猫ノラミ(仮称)も加わり、続編(ありますよね?)で、ねこねこライフと義理と人情と希望のマリアージュを楽しみにしたい。
好印象の登場人物達が要注意人物達に吞まれ
ネタバレ
2025年3月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みをして、他の方のレヴューを読んで、期待して読み始めました。
途中で読みにくいと感じつつも、彼方此方読み飛ばしながら要点だけを捉えて読み進みました。
主人公の猫沢二胡が勤務していた出版社の編集室を辞める切っ掛けになった編集長の話のくだりに至っては、非常に不快感を覚えました。現実に斯様な人がいるのは承知していても、文章と活字で読む衝撃がかなりのものでした。
二胡の甥、明澄に好感を持っていましたが、彼の母親と其の再婚相手の間の事情を知って、更に衝撃が増しました。
知り合った女子高生の洞ヶ瀬詩さんと母親、そして、先輩編集者の長田さん等、野良猫の世話をする知識を持たない二胡の為に尽力してくれた好意が霞んでしまって相殺されてしまう程、一度覚えてしまった不快感は消せないのです。
二度読み処かもう、続巻を読む気には到底なれません。
胸の奥が重く塞がった感じで息をするのも苦しい程になっています。
表紙から想像していた内容とは全く違っていました。
どうやって立ち直ろうかと思案中です。
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作家名: 谷崎泉 / 榊空也
出版社: KADOKAWA
雑誌: 富士見L文庫