ネタバレ・感想あり螺旋の花のレビュー

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螺旋に喩えるのが良かった
ネタバレ
2025年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買いです。
コウセイと言う地球外生命体が輪廻を繰り返し、そこで何度も出会った主人公に惹かれていって…。と言うストーリーです。
今、身近にいる人は、前世でも縁のあった人。と言うのを思い出しました。
過去の記憶があるのはコウセイだけ。だって人じゃないから。
また生まれ変わっても主人公の記憶は無くなるのだろう。この作家さんの作風が好きなので満足ですが、ただのSFでも、ただのBLでもないので向き不向きはあるかも。
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何度も巡り逢う
ネタバレ
2025年1月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 輪廻転生を繰り返すコウセイと、何度出逢っても過去の記憶がない陽人の苦悩。一方的な慈愛では同じことの繰り返しとわかった二人の進む先は、少しずつ良い終り方へと変貌していく辺り、頭脳明晰でないと成し得ない方向のような気がします。ちょっと理解し難い単語も出てきますが、そこはSFチックということで流しておきましょう。
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最後は俺と踊る運命、最後に勝つのは
ネタバレ
2025年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ NTRは本来すきじゃないのですが、沙野風結子先生の作品はどれも美味しくいただいております。境シュウジ(漢字むずい)=死神と捉えました。肉体として現世に生きている時は恒世が攻めで、死後輪廻する前などのif世界でなら境シュウジみたいな激ヤバキチ攻めに攻められたり、なじられてもいいな…。痛いのはイヤですが、ああいう研究者タイプの、人に興味なさそうな人間が受けに性的な関心を持って興奮している、ということに興奮した。研究への意欲と性的な興奮の高まりがリンクしている激ヤバ人間、沙野先生にはまた別の作品で書いて欲しいですね。妄想が長くなった。個人的には境兄もめちゃ良かったんですが、杜谷恒世がめっっってぃやくちゃタイプでもうもう激しく良かったです!!!!〜ここからは全部恒世と陽人の感想〜まず、出会いの時が止まったかのように感じるシーンが運命的な出会いを表していていいですね。BL好きは運命の2人というものに弱いので、こんなんすぐすきになりますよ。なんだか、この攻めよく涙を流している気がして、攻めの涙ってあまりないように思われ、それもグッときた。自分の運命について、螺旋階段のようにただグルグル回っているだけだ、と称する攻め。これまで辿ってきたたくさんの過去生。従兄でもあり、侯爵でもあり、帝でもあり、恒世でもある。帝と下級官吏だった頃の2人もっと見たいですわ!!!手籠にされてする度に粗相して真っ青になる受けとか、その時の感覚現世にも引き継いで粗相してしまう受けとか、粗相には慣れてるっていう攻めとか好きすぎる〜〜〜攻めの色んな顔が見れて最高。本編結構境シュウジに追い詰められて、これからどうする??みたいなシーンなんですけど、でも自分のこと思い出してくれて嬉しそうな攻め。切ない。今の受けが死んだら、また忘れてしまうかもしれないけど、きっとまた愛し合えるよね??今生はいつか振り返ったら2人にとっての、(いや4人にとっての?)キーとなる時代かもしれない。もう境兄は宇宙外生命体にいっぺん寄生されたことによって、2人にはしばらく絡んでこなくなるといいな、と思う。やっぱりこの2人にはどう足掻いても入り込む余地ないと思うので。(冒頭で熱く語ってたの何?)受けがしっかりと罪悪感と覚悟を持って恒世生き返らせた所もすきです。従兄としての攻め、まだ肉体は幼くてもしっかり受けのこと愛してるのめちゃくちゃ沸るよ〜この愛は永遠!
一風変わった輪廻転生もの。
ネタバレ
2024年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 攻受合わせて4人の人物が輪廻の輪のなかにいて、攻は受が絶命する度にリセットされ寄生先を転々としてきて、後書きによればいん石に゙くっついてきた地球外精神体みたいなものらしいです。本人はそれは知らないらしいのですが、まぁ、SFチックなお話でした。冒頭、受が攻に会って時が止まった(雪が静止した)みたいなことも言うので、実際に止まっだ訳じゃないけど、あり得ると思ったりしました。そういう雰囲気のお話。
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量子力学〜
ネタバレ
2024年11月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かったです。着眼点。螺旋を描くように進んでいく恒世と陽人。同じところを繰り返すだけと恒世は言っていましたが。そうじゃないことを選べると気がついた陽人がきっといい方向へ行けるように努力していく事ができそうですね。過去の因縁が強かった兄妹とはまた違った関わりをしていくことになりそうです。兼守先生のイラストが凄く素敵でした。キラキラしてます。
謎の存在の執着攻✕輪廻転生者の健気受
2024年10月13日
作者は現代劇の特殊設定が素晴らしいです。今作は2部展開で、攻めの秘密と二人の関係の謎を追いながらの恋愛の成就が前半。後半は二人の関係性を深掘りしながら、敵対者と未来への模索。惜しむらくは解決したようでしてないことかな。作者の中で次作が眠っていそう!次作、よろしく!!
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SFだなぁ
2024年10月6日
現実の世界とイマジナリーな世界を融合させていく、リアルで不思議なファンタジーを描かせたら宇宙一です。沙野先生最高でした。輪廻転生というより、宇宙物理生命科学ってかんじです。攻め受けの幼少期のふれあいが尊かった。にいちゃ呼びがたまらん。
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恒世とはなんだったのか
ネタバレ
2025年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 【以下ネタバレに個人的な気持ちが入っています(すみません)】

SFなんでしょうか、わたしはこの作品を読んである1つの作品が浮かびました…先に読んでいたのでそこからはどうしてもこの作品に入り込めず残念でした

先生の作品のえちシーンが濃厚で文章がとても好きなので今回もそこは堪能できましたね
雑誌掲載部分だけではどうしても謎やモヤモヤが残ってしまうので「螺旋の恋」での補填という構成になっていたのは良かったのですがここでもいろいろと不完全燃焼で結局知りたい事をあとがきで知るという結果になんとも…な気持ちになりました

タイムトラベラーかと思ったんですよ、はじめは。でも読んでてこれは違うなとなってじゃなんなのかって最大の関心がわからずというモヤモヤが残って、で、結局この2人の1番初めの出会いはどこの時代だったのか!?ここもぼんやりのままが残念
初夜は記載があったけど初見の出会いはなかったですよね

ちょっとつっこみどころのある作品(好き)が良かったりするのは多々あるけどこういう設定で謎のままって言うのはなんとも不完全燃焼な読後でした
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暗くて重い話でした
ネタバレ
2025年2月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 輪廻転生に科学的要素もくっついたSFな話でした。過去世から20歳を迎える前に死ぬ受とそんな受を守ろうと対で生まれ変わる攻。受には今生の記憶しかなく攻には過去世からの記憶がありますが、何故か今回は受が21歳まで生き記憶も徐々に取り戻していきます。その中で神社跡取りの同級生の少女と准教授でもある彼女の兄も自分達と因縁があり、受は過去からずっと准教授に傷つけられ破滅させられており…。最後はハピエンですが作品全体が暗くて重かったです。今生の攻は受が小さい時に亡くなった従兄弟でもあり体を乗っ取ったという意味ではそうでもないという微妙な位置づけに加え、従兄弟の両親も出てきて悲しい現実を知ることにも。准教授が壊れたのでやっと彼との因縁が切れ受の不幸にもピリオドが打たれたようですが、終わってみれば当人達と同級生少女は良かったものの、従兄弟両親には悲しみや苦しみが残ったので何とも…。お互いへの執着という点では比類ない話だと思いますが、読了後に重さが残りスッキリしない読了感だったのでこの評価です。好みの問題ですので、執着に重きを置いたりヘビーな話が大丈夫な人、話の面白さで評価される方には高評価な作品だと思います。評価を下げてすみませんが私には少し合いませんでした。
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