シリーズ新古入り交じって懐かしく新しいショートストーリーを堪能できました。文章の、セリフの一つ一つ表現がとても上手い作家さんだな~と常々思っているのですが、慈英と臣シリーズに至っては本編を匂わせたり振り返るシーンも多く、過去作中のキャラ、ストーリーに思いを馳せることができるのが特にイイ。かつ年月を重ねたキャラのセリフに育まれた作品ごとのその後を感じ、新たな関係性にほこほこさせられ、スピンオフ作品のキャラの絡みが、それぞれカップルだけのノベルでは見られない言動が新鮮で、ショートストーリーだけど本編ストーリーを含めて色褪せることがない。また本編一から読み直したくなりました。次作、本編とても待ち遠しいです。登場キャラがBLばかりなのはラノベならではですね。スピンオフ作品も楽しみにしています。