話が凝ってて設定なんかはすごく好みでした。ラノベとしては満点!軽快でコミカルでヘビーな感じが最後まで詰まってます。
ただもっと面白くできたんじゃないかなー。ってのが1番の感想。話の順番とか持っていき方とか違うふうにしたら面白さが跳ね上がったと思う。もう一つは、比喩表現と余白があれば表現の幅がグッと広かったと思う。ヘビーなんです。皆苦悩を抱えてるんだけど、その苦悩の表現が単色かつ説明的で表層的に感じてしまう…。苦しみは書かれてるけど慟哭は聞こえてこない。ってのがずーっとあって重いはずなのに単調に感じてしまいました。
ただ、ラノベとしては正しいんだと思います。ラノベとしては☆5