ネタバレ・感想あり玄冥宮の屍王のレビュー

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表紙に描かれた花は〖春蘭〗でしょうか
2025年1月14日
サマミヤアカザ先生の美麗な表紙絵と人物紹介のイラストを思い描きながら、読了しました。
中華国の歴史的な衣装は、独特で華美華麗な設えが目を瞠る程に心躍るものです。
日本の古い時代の衣装に似通った処もありますが、現代の衣装と比べると装飾なども可成手が込んだものが多かったように思われます。
さて、此の小説の主人公二人の名と姓名は、〖白玲〗と、【潤冬惺】ですが、『名は体を表す』という言葉通りの、神に近しい存在と、霊力を持つ人よりも一種神に近い存在の人間です。
親は子に、希望を込めて名前を付けますが、どの国の言語にも其々の字に意味があるように、中国と日本は漢字自体に幾通りもの意味があるので、親から子に贈る最初の重要な贈り物です。一説には、子が自分の付けて欲しいを親に伝えて、親はそれと知らずに自分達が選んだものと思って子に名前を付けるとも言われているそうです。
【張霖雨】、〖白碧〗、〖凛々〗、〖宵胡〗等、姓名や名から、また話し言葉や仕草から其々の姿形を想像するのも愉しい一時でした。
続編がある筈なので、何度か読み返しながら待つことにします。
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