ネタバレ・感想ありコールドスリープから目覚めたらのレビュー

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タイトル買いです。
ネタバレ
2025年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ コールドスリープというSF設定を地に足をつけた現代話に上手く仕立ててました。社会科の教師であった受の歴史雑学「ルソーは露出狂」とか、歴史ネタも面白かった。高校生時代の攻はフレッシュで可愛かったけど、20年経って妙に落ち着いていて、ラブは淡白だったかな?
海野先生らしい成長物
ネタバレ
2025年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです。今作も海野先生らしい成長物でとても読み応えがありました!コールドスリープ設定ですがファンタジー感はさほど強くなく、普段現代物を中心に読んでいる私でも読みやすかったです。
主人公の真人(受け)がコールドスリープを経て、元教え子である渡良瀬(攻め)と接する中で人生を見つめ直し、変化していく様子が丁寧に書かれています。
全体的に成長物としての要素が濃い分、ラブはちょっと少なめですが、告白シーンには心打たれました。
一度で二度楽しい
ネタバレ
2025年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かった。コールドスリープが一般化した世界で、20年の長期スリープの治験に参加した受け。目が覚めたら38歳になった攻めがサポート係として現れる。現代のイケオジになった攻めのエピソードと、高校生の頃の賑やかでワンコで思春期真っ盛りだった攻めと無愛想だけど面倒見のいいくたびれおじさん先生な受けとのエピソードの両方が読めるのが面白かった。受けは教職に未練はないと思っていたけれど、本当は先生の仕事が好きだったんだと気付く過程も良かった。託児所でのアルバイト中のエピソードも良かった。受けが先生として子供に接している時の言葉が凄く印象的。受けが忘れているようなちょっとした言葉が種となり、その後の生徒の人生に根付いていたり、子供達にとっての先生という存在の重要さというか、簡単に影響を与えてしまえる怖さも感じる。
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SFとして普通に面白い
ネタバレ
2025年2月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ BLとして、というか、物語として普通に読み応えがあります。ひたすらBL的なときめきやイチャイチャを期待してると物足りなさを感じるかもしれませんが、個人的にはこういう小説がもっと増えてくれれば良いのにな〜と思います(悪役令息とかオメガバースとかでなく)。-1にしたのは、登場人物たちの感情描写が妙に客観的で、20年片思いだったわりには特に波乱もなくすんなりくっついてしまうので、恋愛以外の部分に比べてリアリティがないかなと思ってしまいました。もう少し攻めと受けの気持ちに温度差があったり、こじれたりしたほうが面白かったかも?最後のまとめ方もあっさりで、前半の盛り上がりに対して後半失速した気がしました。
思ったよりラブが少ない
ネタバレ
2025年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 20年越しの再会物、からイメージするものとは結構違いました。主人公が複雑な生い立ちのこじらせ系で、ラブというよりもコールドスリープをきっかけにした生き直しがメインになり、終始重いというか、暗い。せっかく常に攻が傍にいるシチュエーションなのに、攻の方も受を見守る立場を崩さずラブのそぶりは全然見せません。思わずポロっと好意がこぼれるとか、抱きしめるとか、焦れるような展開はなし。
最後の最後にやっとお互い告白したけど、もう少し攻が受への好意を隠せなくなるとか、セリフや仕草から好意が溢れてるような展開が良かったなと思います。
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作家名: 海野幸 / 麻々原絵里依
ジャンル: ライトノベル BL小説
雑誌: キャラ文庫