ネタバレ・感想あり国を追われた悲運な王女は、二度目の結婚で気高き王の寵愛に永久の幸せを知るのレビュー

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数奇な運命のヒロイン。
ネタバレ
2025年7月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 周囲の国と折り合いが悪く緊張状態にある小国の王女ヒロイン。国を守るため敵対してる国へと嫁ぐ事になったが、想像とおり国民は冷ややかで…という話。途中中だるみを感じた箇所はあったものの、基本は盛りだくさんで濃かったです。ヒロインの父と兄の確執、ヒロインの結婚事情、ヒロインの市井潜入、ヒーローと叔父の関係、叔父と侍女の関係、嵌められたヒロイン…。うん盛りだくさんだ。しかし読み応えはあったんですけど、ちょいちょい単語や文章が拙かったり誤植があったりしたため集中力が削がれたのが残念でした。(第4章冒頭の『こっち』の意味が分からなくて何度も読み返しました)ヒロインは聡明で好感が持てるタイプの子だったけど、ヒーローが基本叔父の言いなりに加えて国政運営をヒロインに相談する始末で、なんというか愚鈍?あ、愚鈍といえばヒロイン兄も。こいつは口先ばっかでダメ男タイプでしょ。本筋は面白かったですがやはり叔父の処遇には不満です。売国行為、そして王族を陥れようとし更に放火に加えて殺害未遂も犯したなんて極刑ですよ。国外追放って…ロンダール(愛する内縁妻のもと)に行くだけじゃないの。何そのご褒美。つまらん。という訳で星一つ減らしました。
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気高く優しいヒロイン
ネタバレ
2025年6月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最初、兄妹の話から始まったのでそこから広がっていくのかと思いきやそこら辺の話はあっさり終わってヒーローに嫁いでからの話がメインでヒロイン兄は全く出る幕なしで、少し物足りなかったので残念。もう少しヒロイン兄を掘り下げて欲しかった。スピンオフがあれば是非読みたいです。
ヒーローの叔父がとんでもないことしでかした割に、最後にヒーローのことも可愛がっていたというオチで、ヒーローも許しはしないが少し絆されてしまった感じが見えて甘すぎないか?と思ってしまった。
侍女もなぁ…仕方ないとはいえ…どうせなら悪役はとことん悪役の方がスッキリしたかも。
ストーリーは面白かったけど読後なんとなく不完全燃焼だったので⭐︎4です。
半額になっていたタイミングで購入しましたが元値だったらちょっと高く感じてたと思います。
ヒロインがよき!
ネタバレ
2025年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 祖国にも敵対国にもコマとして翻弄され軽んじられ続けたヒロインだけど、凛として美しく明るい、そして
強さとしなやかさを併せ持ち、さらに
胆力と行動力もある王女でした。
そんな彼女だからこそ、ヒーローの前でタガが外れ、
ずっと傷つき燻っていた思いの吐露は慟哭のようで、
号泣した場面では貰い泣きしちゃいました。
ヒーローの前ではじめて泣けてよかったね、ヒロイン。
ヒーローについては、最初は叔父宰相に逆らえず、
嫁いできたヒロインも守れず、大丈夫かなこの王様‥と不安でしたが、ヒロインの存在をきっかけに
行動を変え国も嫁も守れてよかったです。
続編が読みたいくらいです。
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作家名: ほづみ / 赤羽チカ
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: 夢中文庫