ネタバレ・感想ありあやかしの執愛 黒き蛇は無垢な乙女を夜ごとに貪るのレビュー

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蛇の献身
ネタバレ
2025年4月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い。知らずにあやかしシリーズ他2作品も読んでたけど、今作が一番好きかも。蛇の執愛は絡めとるような激重具合で、それでいてとてもピュア。そんなヒーローに負けず劣らずヒロインもなかなか重く一途なので大変お似合いな番同士。文章も綺麗で最高でした。
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こういうのが読みたかった
2025年4月11日
世界観も文体もとても好き。時雨が甲斐甲斐しく紗夜の世話をするのが健気で可愛らしい。読みごたえがありつつ、まだまだこの二人の物語を読んでいたい気持ちになりました。
溺愛あり、執着愛あり、涙ありの最高傑作
ネタバレ
2025年4月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 前二作品も最高に大好きですが、シリーズ最高傑作ではと思うほど良かったーー!涙 正直、鬼惑の花嫁と妖狐に嫁入りが良すぎて、超えるのは難しいかなと思っていましたが…全然そんなことなかった!「時雨」って、何て美しくて尊い響きなんでしょうか。どうしてヒーローはヒロインを助けたのか?そばに置いて大切にするのか?ヒロインが失った記憶にはどんな過去があったのだろうと気になって読み進めましたが、あぁそういうことだったのかと…感動しました。ひとりぼっちだった2人が出会って、いつしか愛情と信頼が芽生えていく、その様子がとても尊かったです。ある事件がきっかけで離れ離れとなりますが、その時のヒーローの悲しみ、苦しみ、あまりの悔しさに胸が打たれました。そしてヒロインと過ごす時間がかけがえのない幸福なものだったと気づき…涙が止まりませんでした。他の作品でも思いますが、物語の構成がお上手だなと!どこでどのエピソードを持ってくるのか、真相を開示するのかという、ストーリーの流れが素晴らしかったです。しかもエピソードの一つ一つにときめく要素があって、最初から最後までずっと胸キュンしてました。イチャラブシーンのバランスやシュチュエーションにも大満足です。ずっとヒーローがヒロインのお世話してるのが可愛い。世話焼きヒーローの溺愛と、たとえヒロインに拒絶されても二度と手放さない、ヒロインの意思に反していても構わない、という仄暗い執着愛も随所に感じられました。しかも人型のヒーローにも蛇の生態が色濃く出ているのが良い。数日間に渡っての…とか、…が2本あるとか。でもヒロインもヒーロー大好きだから、全部受け入れちゃうんですよね。1mmも恐れずに異形のヒーローに懐いている図に萌えます。蒼磨先生らしいヒロインでした。(先生のヒロインいつも好きです)大好きなあやかしシリーズ、どうかどうか続いてほしい。ヤンデレ好きとしては今作が一番好みでしたが、鬼と妖狐のヒーローも最高なので激しくおすすめです。ちなみに今作も、寿命差の問題をしっかり解決済みでした!これからも先生の作品が楽しみです!!
心温まる執愛TLに大満足
2025年3月29日
不覚にも泣きそうになりました。いや、作品が最高に面白かったので不覚でもないのですが、紗夜と時雨の交流を見守るだけでもだいぶ満足できるお話でした。ヒロイン紗夜は目が見えないために不遇な人生を歩んできたのですが、ヒーローである蛇のあやかしの時雨に命を助けられたことで運命の歯車が回っていくことになります。時雨は甲斐甲斐しく紗夜の面倒を見てくれるのですが、その辺の親切心がどこから来るものなのか、お話は紗夜が覚えていない過去へ舞台を移し、二人の知られざる交流が明らかになります。
その辺のやり取りがもう本当に可愛くて、久々にTLで胸が張り裂けそうになりました。もうキュンキュンです。
蒼磨奏先生は、そういった、魂の共有者、唯一無二、な二人を書かせると右に出る者がいないのではないでしょうか。
紗夜は健気で天然、聡明で可愛いし、時雨は素っ気ないかと思いきや過保護で、そんな二人がいかにして結ばれるかを見守れる幸福を噛み締めながら最後まで読みました。控えめに言って、最高作です。最近何回も読み返したくなるTLに出会っていない方にぜひオススメしたいです。
シリーズ3作目
ネタバレ
2025年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 過去2作品と直接的な繋がりはなく、天狗の梧桐と幽朧街、鬼の一族など世界観は共通で時代設定が異なっています。 今回のヒーローは過去2作のヒーローと異なり妖力が弱くヒロインを守れず…といった経緯があり、ヒロインも普通の人間です。 優しく懸命にヒロインを守るヒーローの献身と執念、深く傷ついた心を持つヒロインがあやかしの元で生来の気質を取り戻していく素敵な物語でした。 今作のヒーローの図体だけ大きくて弱いという設定が新鮮でした。(後に強くなりましたけど)
鬼、狐、そして蛇。
ネタバレ
2025年4月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ と、続きましたが、これが一番想像すると顔を顰めてしまうお話でした。さすが蛇!気持ち悪さでは蟲が一枚上手でしたが、ヒロインの目が見えない点が、不謹慎ですが、作品を澄んだものにしていたように思いました。私のお気に入りは、一番最初の鬼ですが、ヒーローの蛇さながらの執着心は良かったです。
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作家名: 蒼磨奏 / すみ
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: プランタン出版
雑誌: ティアラ文庫