ネタバレ・感想あり僕らはこの手を離さずにのレビュー

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素敵なお話でした!
ネタバレ
2025年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインとヒーローが末永く幸せでありますように~って本気で願うくらいの後読感の良い作品でした!

出会った15歳の時と次に偶然再会した17歳の時にも、仲を家族に引き裂かれた二人が切な過ぎました。

大人になって25歳の時に、中学の同窓会で2度目の再会を果たし、そこからまた二人の交流が丁寧に描かれているけど、ヒロインにはこの時付き合って2年になる彼氏がいて、ヒーローとはどうなっていくのかなぁと先が知りたくて一気に読み進めました。

ヒロイン姉とヒーロー兄との結婚式の途中で映画のように元彼がヒロイン姉を拐いに来て逃亡。その後両家は修羅場に。それが切っ掛けで今まで殆ど話したことがなかった二人の交流が始まるけど、本人が気が付くのは少し後だけど、割りと早い段階からヒーローはヒロインに惹かれていて積極的に交流を持とうとしていて、その時の二人のやり取りに自然と顔が綻んでしまいました。青春!

お話がとても丁寧に書かれていて、途中で入る挿絵を元に最後までコミカライズされいるかのように感じるくらい情景が想像出来ました。

また近いうちに読み直すと思います!

上原た壱先生の絵で是非コミカライズして欲しいです!!
良かったね
ネタバレ
2025年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 緒莉先生と上原た壱先生の組み合わせ。最高。
子ども故に、家庭環境故に、抑圧され我慢を強いられ、思うように生きられない二人が大人になってやっと心のままに生きられるまで。そのためには長い間強い強い意志を持つことが必要。あと戦略もね。
子どもの世界って、家と学校と地域とでほんと狭くて窮屈。年齢重ねれば重ねるほど、自由になる気がする。だから、みんな生き抜いて。
良かった
ネタバレ
2025年5月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ 姉が結婚式で駆け落ちした事で同級生の新郎弟と親しくなったヒロインと、スポーツマンでモテる新郎弟ヒーロー。
姻戚になり損ねたふたり。中学生の甘酸っぱい関係性から高校生で再会してから進展する恋と反対する家族の大きな壁。そこまではキュンキュンするような恋のストーリーでした。社会人で再会してからは、ヒロインに恋人がいたし見方によってはヒロインが悪いような捉え方もできますね、ヒロイン彼氏のモラ ハラ気質があったからこそ正当性が生まれたように思いました。なかなか成就できなかったからこそ特別な恋になったのかなとも思いますが、楽しく読ませてもらいました。
ヒーローSideもあり、ヒロインへの気持ちがよく分かり良かったです。
縁があり過ぎて
ネタバレ
2025年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 10年単位の切れない縁ってものすごく理想的であって稀有だから、それだけで尊い作品。
お互い以外いないような、お互いにしか湧かないような唯一無二の存在感や感情ってどんなんだろうなぁってとにかく純愛好きだと憧れる。
雑多に読む中で、この作家さんは比較的現実世界がリアルに織りなすから勝手なイメージも膨らむ。
文章も好きだけど、場所のチョイスがさらに好き。
前作の旭川から札幌も馴染みがあってイメージ湧いてたけど、今作は個人的に桁違いに縁深い場所だらけ。
上野動物園はよく行くし、神保町勤務なので某カレー屋さんもよく行ったし、前職は品川といえばなホテル勤務だったので、何から何まで想像が膨らみ過ぎた。笑
パンダの子供の生まれた時の重さのやつとか、わかるよー!!!!ってなった。笑
そういう意味でもストーリーやキャラクターに加えてより楽しめた。
キャラクターについては、女の子主人公のキャラクターが比較的地味めででも自分がある子、男の子主人公はモテるけチヤホヤしてくる子に対して辟易してるから女の子主人公に興味持つこと。
お互いに家族環境が良いとは言い難いことで互いしか理解し合えない何かが生まれて、人目を忍んで少しずつ関係が出来上がるけど、結局子供のうちはその環境に抗えない。みたいな根幹は一緒なんだけど、やっぱり縁があればこんなこともあるのかな、あってほしいな、という細やかな設定や伏線が散りばめられてて心地よいテンポに展開。
なにより結局主人公の成長とそれでもお互いしかいない感じがやっぱ胸に刺さる。
好きな作家さんだなーと改めて思った。
またコミカライズして欲しいな。
またまた傑作です!!
ネタバレ
2025年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。試し読みで「これは期待できそう!」な予感がひしひしと。中学生から社会人になるまでに、惹かれあいながらも互いの両親の反対により何度か別離がありますが、気質のまっすぐなヒーローの頑張りにより、ヒロインも自分らしさを取り戻し、やはりお互いしかいない!となってハッピーエンド。学生時代の部活や友人関係や恋愛模様が自然な会話で丁寧に描かれていて、H場面は後半から出てきますが、愛情に溢れていて幸せになります。また読み返すと思います。
作者さん最高です!
ネタバレ
2025年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 緒莉先生のこれ!待ってました!やはり期待を裏切らない作風、ストーリー素晴らしいです。ヒロインとヒーローの青春から大人までを描く純愛てす。求めるのはもうお互いしかないともがきながらも、大人達の事情で引き離されてしまう運命のヒロインとヒーロー。純粋だけどどこか寂しさ虚しさを抱え、心を通わせる唯一の相手。大人になって再会して、環境が変わっても2人だけの繋がりは色褪せない。清らかでありつつ大人の情欲も増して、本当に心が抉られる感じの作風がたまりません。作者さんが本当に描きたかった想いの詰まった作品のようです。まさしく、私もこういう作者さんの作品が読みたかった!
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甘酸っぱく、切ない初恋
2025年4月12日
初恋ものが大好きなのですが、これはもう、切なさもキュンとするトキメキ補給もピカイチです。なかなか辛い展開もあり、涙も拭きながら読み終えて、今は、最高の一言です。本当に名作です。おすすめです!
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おもしろかった
2025年4月12日
上原先生の絵が大好きで買ってみたら、おもしろかった。ていうか、ヒロインの周りが最悪過ぎて引くけど。ヒーローが素直にヒロインを想い続けてたから、最後すっきり終われた。
大きな大きな障害。
ネタバレ
2025年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買いです。気移りな姉のせいでとんでもない業を背負ってしまったヒロイン家。ただ一方で同級生の彼は真っ直ぐにヒロインに接し…という話。ヒロイン姉が『卒業』(有名な映画のやつ)をかました事がきっかけで新郎の弟と親しくなったヒロイン。新郎の家族というだけでヒーローを嫌悪するヒロイン家族に物凄くモヤモヤする一方で、ヒーローがめちゃくちゃいい男なので溜飲が下がる思いでした。ほんと!この両親はヒロインを慮らず世間体だけしか見てない毒親でして、最後の力業が無ければヒロインは今でも檻に閉じ込められてたのでは。客観的に見れば『それはそれ、これはこれ』なんですけどね。最後は結局シンプルな所に落ち着くんですよね。今まで押し殺すのが当たり前と思ってたヒロインがヒーローと出会って、騙し討ちのようなあの場面でキッパリ断れたのは強かった。こういった恋愛小説にありがちな事象をサラリと切ってくれてるようでさすが緒莉先生です。昂って泣けるシーンはありませんが終始胸が軋む感覚を覚えます。イラストも含め2人のデートシーンが本当に可愛くて、ずっと見ていたくなりました(あーんが至高)。緒莉&上原コンビ最強。外れがない。今作も大変に面白かったです。あ、ちょっとした暴力の場面もあるので苦手な方は注意してください。
学生の頃の話は好き
ネタバレ
2025年4月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 学生の頃の話は良かったけど、、大人になってからのヒロインが好きになれなかった。
親の事があるとはいえ、束縛彼氏の言いなりで、浮気じゃないとはいえ、DVされる前にも元彼と会って浮かれてるのがちょっと、、。ヒーローは一途で良かったけど、学生の頃の話がメインな感じで再会してからあっけなかった。
より戻させる為に安易に恋人のDV入れた感じで作品の雰囲気が崩れたなと感じた。
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作家名: 緒莉 / 上原た壱
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: プランタン出版
雑誌: オパール文庫