ネタバレ・感想あり完全な聖女になるには、強面辺境伯に愛される必要があるそうですのレビュー

貴原すず炎かりよ

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でめきん＠りおさん

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名誉の回復。

ネタバレ

2025年5月20日

このレビューはネタバレを含みます▼ 聖女になるべく訓練に励んできた王女ヒロイン。だがあいにく儀式は失敗し魔女だと糾弾され、挙句に投獄される。それ以来異母兄である新国王のもとで痛めつけられる毎日だったが、唯一の友人が助けに来てくれて…という話。前作が面白かったので読みました。時系列が前後してたり、詳しく欲しいところが1行で済まされてたり、状況説明が足りなかったりなど読みにくさがあって度々読む手が止まりました。基本溺愛なんですが前半中心にヒロインがかなりうじうじ後ろ向きで、それに加えて短絡的行動を度々起こすのでイライラしました。そんな彼女にヒーロー含め周りが聖女聖女と崇拝視し、彼女もその使命感のみで突き動かされててなんて言うか…彼女の存在価値が『聖女』ありきのようでその点は可哀想でしたね。なんだかんだありつつも最後に聖女が消滅し、ただ普通の人間になれたのは良かった。ていうか結局聖女の地位がフリアナに奪われた原因が分からなかったし、その他にも説明して欲しい箇所が沢山ありました。購入目的のひとつでもあったイラストは超絶美しかったです。（個人的に我の強いメイドが好きじゃないのでカリアの存在はかなり苦痛でした）