ああ、ここで終わるのはツラい。両片思いの拗れたやつ。多分助かるとは思うけど、伸ばした手が届かなかった。落ちていく方よりも、為すすべもなく見送るほうが多分気が狂いそうな後悔しそう。
婚約者に執着する気の強いヒロイン。聖女が召喚されたことで前世を思い出す。焦がれてやまない婚約者に自分は嫌われている、そして聖女に奪われる。失いたくない気持ちと、物語に逆らえない諦め、貴族としての矜持。
読んていて本当に悔しい気持ちになる。いくら嫌われていても(本当は溺愛されてる)目の前で別の女性に奪われるのを見ているしか出来ない。その悔しい気持ちがとてもよく伝わってきて悲しい。
その分2巻では溺愛して欲しい。