このレビューはネタバレを含みます▼
凪良先生のことは美しい彼で知りました。
今作が本屋大賞を受賞したことは知っていて、いつか読みたいと思っていました。たまたま広告でコミック版の無料立ち読みがあったため、冒頭を読みましたが、あ、これは文章を読みたいと思い、電子書籍を購入しました。明け方に読み終わり、いてもたってもいられずレビューを書いています。
主人公の暁海とは、年齢も置かれている状況も違いますが、暁海が櫂とすれ違っていく場面では、暁海の葛藤が自分のことを書かれているのかと思うほど共感できました。凪良先生のようにうまく文章にはできませんが、確実に言えることは、きっと私がこの先悩むたびに、この作品を読むのだろうと思います。
櫂くんには辛いことが多かったと思いますが、最期の時を暁海ちゃんと過ごせたこと、一緒に花火が見れたことで救われました。
次、生まれ変わった時には櫂くんと暁海ちゃんが身軽に生きていけますように。