ネタバレ・感想あり氷の悪女は妹から奪った婚約者の殉愛に堕ちるのレビュー

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病んでる夫婦
ネタバレ
2025年11月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 親の愛情って子供サイドからすると公平とは言えない時って大なり小なりありますよね

それに気づかず自分たちは平等に愛してると思ってるところが、ヒロインをあんな風になるまでに仕向けたとは思わないあたり、ははは両親よ

体の弱い人は他者に寄り添う心の優しい人になるか、
その逆で健康な人には辛い気持ちなんてわからないでしょ?何故私を常に気にかけてくれないの?そんなのおかしいでしょ?みたいになる人もいますよね?
妹ちゃんは後者に近いかなぁ
常に自分のそばに愛情たっぷりな親がいて、でもそこに姉がいないなら、じゃあ今彼女のそばには誰がいるの?と疑問に思う事ないのかしら?
純粋に愛されてるから気づかない鈍感さ
ああ、ヒロイン可哀想ってなりました
どこかのくだりであったけど、ヒロインからのお花ポイって捨ててしまえる母親よ、本当に平等に愛情注いでるっていえるのか!?と思いましたね
愛情不足つらい
なんならちょっと憎んでないか?健康な娘の方

まあ、おかげで病的とも言える重めの愛情注いでくれる旦那様を案外すっるっと受け入れられちゃうのでしょうね
いや、彼じゃないとダメだったんだろうなって、運命すら感じます

しかし差ラッと流して終わってたけそ、できたらご両親の罪悪感に苛まれるとことかあっても良かった?いや気づくことなくそのまま永遠に妹ちゃんだけラブな毒親でもいいかな。旦那の両親は何年か後にヒロインに寄り添ってくれそうだし^_^

しあわせになってね!メリッサ^_^
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みんなそれぞれ歪んでる笑
ネタバレ
2025年11月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローはヒロインに思った以上に救われていますね。自分では反抗しないまま本意では無い結婚生活を送る所を、ヒロイン1人が悪者になって変わるきっかけを作ってくれました。そのおかげでヒーローは好きな女性と結婚、過干渉気味の母親は期待を裏切った息子から距離を取り、父親は見守ってくれています。もう自分の気持ちを偽る必要は無く、思う存分ヒロインを溺愛できます。文字通り身を切って元婚約者の執着を振り切り、ヒロインの心を手に入れました。これ以上ないくらいのハッピーエンドです。
姉妹それぞれの心情は理解できます。悪いのは両親です。両親は弱い身体に産んでしまった妹に償いの気持ちがあり、姉も当然それを負担するべき(だから差別では無い)と考えています。ゆくゆくはヒーローもその中に加わり、全員で妹のご機嫌取りをするのが両親が考える家族の完成形なのでしょう。そんな場所からは離れるのが一番です。
姉が妹を煽ったのが原因とはいえ犯人がすり替わり、殺人未遂事件がゴシップ程度で終わっているのは驚きです。
妹も両親も責任を取らないばかりか表面上はノーダメージなのでそこだけがうーん…です。
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すっごく良かった!
2025年10月11日
捻くれたヒロインが好きな人はには刺さります。 久しぶりにイッキ読みしました。
家族に虐げられてる設定は使い回されてて、またかだったけどまぁ前提だしね。
ヒーローがあくまでもヒロイン側なのは良かった。
もと婚約者は以外にも面白いヤツだった。
変わらずこの作者様の作品は裏切らないです。
琴線に触れすぎて泣いてしまう(˶߹꒳߹)
ネタバレ
2025年10月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ 誰にお礼を言ったらいいの!!作品が最高すぎてもう泣いてしまう(´;ω;`)
もう、これぞ真白様の真髄だと言わんばかりの傑作ですよ!世に出してくれて出版社さん本当にありがとう~待ってたんだ、web連載のような真白様の影のある作風をずっと!!
女は馬鹿な男に母性本能が疼くというけれど、男は淋しい女に男心燻られるのかな、って思わず想像してしまうお話でした。
自己主張が芽生える前に身内に自我を摘まれて枯らされてしまったヒロインの悲痛な叫びと痛みが、実は赤の他人であるヒーローや元婚約者にとって守ってあげたい庇護欲と振り向かせたい執着心に変えていて、救いだなと思いました。
陰と陽、正反対な姉妹だったけど、同じく正反対だとヒロインが思い込んでいたヒーローはヒロインと同じ穴の狢だった気がします。
気持ちがわからなくても、想いがすれ違っていても、そっと寄り添って抱きしめるヒーローの愛情の深さは泣いてしまう。
妹の拗れ具合もわからなくもないけれど、一番身近な分身を無意識でも意図的でも傷つけて痛めつける事で生き甲斐を感じている性は、誰よりも愛憎が強かったんだなと思います。そもそも妹の一番はヒロインで、ヒーローに奪われたくなかったからこその行動に思えました。
本当に良い!真白様の仄暗くて悲しくて切なくて愛しい、あの雰囲気を出版してくれてとにかく嬉しいです。とりあえずリピート読みします、好きすぎてたまらん!!
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作家名: 真白燈 / さんば
ジャンル: ライトノベル TL小説
出版社: 夢中文庫