ネタバレ・感想あり色悪作家と校正者の書棚のレビュー

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最高な番外編
ネタバレ
2026年9月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ その後や、合間の話なんですが、短編である作品を題材に討論していたり、いつもな二人といつもの面々。
なんだか、毎度ほほえましいです。
本編はそれなりに重いところもありましたが、こちらは日常と甘さが絶妙です。
相変わらずなマサスケと大吾。篠田さんの気苦労も絶えない。
なんといってもソラトがいいですね。大人なんだけど、物言いが子供っぽい。でも、結構相手の気持ちに敏感で優しい。
だからこそ、双葉はソラトが好きなんだなと思える。
本編読んでいたら、間違いなく読んで損のない内容です。
ぎゅっと凝縮
ネタバレ
2026年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本篇とは別に折々に書かれた「色悪作家と校正者シリーズ(スピンオフ含む)」の23篇入り。短くてもきっちり良さを味わえて、全体を読むと彼らの変化も楽しめるという「まとめてくれてありがとうございます」な編集モノ。いくつかレビューさせていただきます。

●弟の帰宅後/いきなりネタバレになりますが「おまえはつまみをつくるといい」とは一気に半世紀ぐらい時代を遡れるパワーワードでございますね!かいがいしく弟の食事の世話をするマサスケ氏を見て、自分も…ともくろむ先生とそうは行くかと拒むマサスケの攻防。マサスケがおぼこいといわれていた時分ですが、ここでは小悪魔的に男心をあやつっているのが楽しいです。先生チョロい(笑)

●小林多喜二/「多情」の後日譚です。強い女2人で東堂センセをサカナにのんでます。フフッ、本篇読んだ後こういうシーン妄想した(笑)ちゃんと創ってくださっていたとは感激。意思明瞭で超ドライな印象の冬嶺先生ですが「少し懲りた」という感想や、お酒が進むようすは人間味を感じます。想像しにくい関係だけど、ちゃんと幸せが存在したんだなあ。東堂センセは悪くないけどたぶん冬嶺先生の気持ちに気づけてないところは、なかなか罪深いと思いました。
一方大吾と「蟹工船」の小林多喜二が似ていると思って少し落ち着かないマサスケ氏。しんでも書くのか、そんなつもりはなかったのに儚く人生を終えたのか、理想+ナルシズムか、優しさか… うっとりしてる、してないとくり返す二人が平和で尊く感じました。

●山月記/これ大好きです。先生がトラになっちゃった!ナデナデして小説を口述筆記するマサスケがご満悦で可愛いです。でもそのうちトラが欲情してきて… トラとラブコメとエロスの混ざり具合が楽しいです。

●伊豆の踊り子/最後の部分が甘ーい!伊豆の踊り子は清らかな話だって会話なのに、なぜか自分たちは清らかでなくても大丈夫だなという流れになり(そりゃいい大人ですから)マサスケの必殺どストレートな告白に先生がデレて…マサスケは甘えてる意識ないんだろうなあ(笑)
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作家名: 菅野彰 / 麻々原絵里依
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館