このレビューはネタバレを含みます▼
オメガなことを理由に不遇な扱いを受け、死を待つばかりだった受を、保護する目的で嫁に迎える攻。
オメガは穢れていると教育をうけて育った受は、嫁入り先で「そんなに卑屈にならなくていい」と周囲から学び、攻のために何かしたいと勉強などに励みはじめる。その勉強の中で国の歴史にも触れ、「実はオメガはこういう存在だったのだ」と解き明かす物語。
受が本や周囲にものごとを学ぶにつれ前向きになり、いつまでも卑屈でいない様子に好感が持てます。また、保護のつもりで嫁にもらった攻が、受の美しさや健気さ賢さに結局惚れてしまう様にもニッコリしてしまいました。
描写がとにかく丁寧で、受と攻のやりとりだけには収まらないので、カップルのイチャイチャだけひたすら見たいな〜 という人には物足りなさがあるかもしれません。
個人的にはハーブのことから刺繍のことから剣のことから羊のことから細かに書かれていて読み応えがありました。