ネタバレ・感想あり嫌われ悪女はおいとまします~氷の辺境伯家の継母は最強すぎる火の魔女でした!?~のレビュー

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冷たい辺境伯&継子が一転溺愛
ネタバレ
2026年9月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 魔法で氷に閉ざされた辺境へ嫁ぐように王命を受けた火の魔女エミリアが、受け入れる気のない辺境伯クリスティアンとその娘アネットに冷たい対応を受けるものの…というお話です。クリスティアンが理性的なタイプで、内心怒っていてもエミリアを怒鳴り散らすことなく早い段階でエミリアが噂と違う人物だと気付き、自分のこれまでの振る舞いを恥ずかしく思い反省して態度を改めるのが好感が持てました。最初追い出そうとする娘のアネットの方も早い段階でエミリアに絆されて心を開いてくれます。そのおかげでエミリアが徐々にクリスティアンに惹かれていくのを、読者としても無理なく同じスピードで受け入れることが出来ました💖
それにエミリア自身も、どんな境遇でもいい面を見つけて人生を楽しもうとする、とても前向きなタイプだったのがすごく良かったです。(うじうじ自己肯定感の低いヒロインが好きではないので…)

またヒーロー像も、他作品では最初の対応があまりにもクズ過ぎるのに、その後手の平を返して溺愛するタイプがよくいますが、個人的にそういうヒーローはヒロインが許しても自分が許せず最後までモヤモヤが残るので、こちらの作品の塩梅は非常に良くてとても良い読後感でした。

辺境伯の裏切りにあった氷の魔女が呪いで氷漬けにしたという伝承や、エミリアが子供の頃に魔力暴走によって故意ではないものの、実母を亡くしてしまった事件についてもラストでちゃんと真実が明らかにされて真犯人はきちんと裁かれ、氷の魔女やエミリアの名誉も回復されるので、全ての方面においてきっちり始末がついてとっても清々しいラストです。

恋愛部分においてもラストはアネットの下に二人の妹弟が生まれ、家族で仲良く幸せに過ごしている描写があって、素晴らしいハッピーエンドで本当に良かったです。
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