ぶっちゃけた話、このマンガ、ゴルフあんまり関係ないです。話の八割はラッキースケベとハーレムネタに終止していると言っても過言ではありません。カラー彩色したら肌色と下着の色とが大部分の頁を埋め尽くします。問題は残りの二割で、この主人公、高校男児のリビドーを凝縮したようなすけべーの割に、ヒロイン一筋なんですな。どのくらい一筋かと言うと、ヒロインを救うためなら即座に笑顔で勝てる見込みのないとことん不利な勝負に命をベットして、さらにそこでごく当然のように圧勝してのける。とことんポジティブな馬鹿と言って良いでしょう。そんなバカが歪みなくきっちり〆るところを〆て、主人公らしく話をハッピーエンドで完結させる。これはそんなお話です。雑誌休刊によりあえなく中途での終了となりましたが、そんな気配は微塵も感じさせない、爽やかな結末となっています。人を選ぶ作品ではありますが、馬鹿話が大好きな方はぜひ読んでみてください。後悔はしませんよ。たぶん。