表題作+描き下ろし2作+カバー下収録。高校生もの。センスあるカラー絵がお気に入り。うっとり見惚れちゃう。
「曲がり角に、犬」全5話
ケンジは中学生のときに助けてくれたあっきが大好き。あっきの存在が大切すぎて、ずっと必要とされる犬のような存在になりたいと思っていて…。あっきに執着してぐるぐる悩み、かと言って進展しようとはしないケンジ。まどろっこしい感じが強かったけど、その分後半の変化は良かった。「犬」の使い方が効果的で見事。独特な絵やモノローグ、構成が素敵で、毎度その世界観に引き込まれてしまう。描写は白抜きで。
「観察者の記録」描き下ろし8ページ
菊政視点。
「犬の進路」描き下ろし30ページ
あっき視点。二人の進路。
「あとがき・キャラ紹介」カバー下