ネタバレ・感想あり長い間きみを見ていたのレビュー

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表題作+「君の顔に射す影」スピンオフ
2017年9月14日
「黒衣の群れ」
「心にはなお赤い痕」
「春に似ている」
「好き好き白井先生!」
高校教師の白井は、高校生のときに好きだったクラスメイトが亡くなるという悲しい過去がある。新学期新しく担任したクラスに、好きだった黒田の面影がある赤石の存在を知り、どうしようもなく惹かれてしまい…。悲しい喪失の過去が白井を捕らえて離さない。そんな白井が過去から解き放されるまでのお話でした。とっても苦しくて切なかった。ハッピーエンドですが、ずっと漂う重い雰囲気からなかなか抜け出せず、やっとぼんやり灯りを見つけたような読後感でした。

「欲しいのは望み」
前作「君の顔に射す影」のスピンオフです。この作品が読みたくて今回購入しました。前回好きだった三和を手離すことになってしまった、悲しい保科のお話。大学生になり、誰も傷付けたくないから人と距離をおこうとしていた保科は、同じクラスの須藤と知り合って…。前作で本当に可哀想だったので幸せになれる姿が見たい!と思っていましたが…。あれだけ引きずっていたら簡単にはいかないと思っていましたが、予想外の展開でした。うーん…。これから多分須藤によって少しずつ変わっていけるんじゃないかな?とは思いますが、ちょっと物足りなかったかな。もう少しお話が長めだと良かったなぁと少し残念でした。
うーん…
ネタバレ
2016年4月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 二つの物語が入っています。共通しているのは過去への懺悔や自傷からの救済でしょう。全体的にシリアスなので、明るい話が好みの方には向いていません。どちらのお話も一応ハッピーエンドですが、繊細な登場人物達なので危うさが残ります。前作、君の顔に射す影の可哀想な登場人物、保科。彼の救済を私は望んでいましたが、忙しく終わりいまひとつすっきりしませんでした。巻末ストーリーで少し先生達の方が救われたので☆2.5で
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作家名: 野火ノビタ
ジャンル: BLマンガ 学生(BL) / 教師(BL)
出版社: リブレ
雑誌: ビーボーイ