ふつーが良い、ふつーが、って言っていた女子高生、恋子ちゃんと なーんでも そつなくこなしてしまう剣くんのアオハル恋愛です。長編ですけど、話に引き込まれるし、サクッと読めます。ドキドキ、キュンキュンは あちこちに散らばってますけど、嫌な当て馬だとか ギラギラギトギトした展開はないので、安心して 読めます。恋子ちゃんと剣くんが出会って、恋して、二人で成長していく体が ほんと 眩しくて、キラッキラで、例えば、彼らの家族も クセがあるけれど、温かくて 優しかったです。お気に入りは、恋子ちゃんのお姉さんの恋ですね。モブな恋だけど、ちょっと 大人な恋で 最後になって ようやく お姉さんの幸せな微笑みが見れて、ホッとしました。お相手の酒屋の兄ちゃんも なんか良い人で良かったです。そして、恋子ちゃんのお母さんも 良い人。子供思いのめっちゃ良い人です。最後の終わり方、他の作品だと ヒロインに大学行かせたり、将来に はっきりとした夢を持たせてそれに向かって進んでいたりする終わり方で、それを ハピエンだとしてたりするんだけど、この作品は違いました。そして、こんなハピエンも悪くないんじゃないかなって思いました。幸せの形なんて 人それぞれで、二人がそれで幸せなら、そして、恋子ちゃんのやりたい事が 幸せな事が あぁいう形でも 決して悪い物じゃないと思いました。っていう事で、良い終わり方だなぁって思いました。
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