島でオススメされていて表紙をみた途端
「こりゃ来たかも?!」
と思いました。
細くてきつくて短略化されたような絵。
セリフもぽつりぽつりと刹那的に切り取られて、主人公 NORAの痛みが細かいガラスの破片となりピッと傷つけられたようでした。
なぜ出会うのか。
心を通わせてしまうのか。
濡れそぼっていつまでも立ちつくす姿が目の裏から消えません。
もう一作。
こちらも秀逸な作品でNORAとは全く違う味わい。
心の火が消えそうな冷え切りそうな明日の道連れは、同じく消えてしまいそうな男。
重い設定ながら画風が軽やかなためか胸焼けを起こさない感じで読み進められます。
少しずつ変化する二人の描写がこれまた可憐で良いです。
出会えて嬉しい作品!
心に残る一冊となりました。
ほんと好き好き好き!
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