高校入学を機に10年過ごしたNYから日本に帰国した維人は、親の上司の息子達が暮らす家に居候することに。上から桜介、海生、穂嵩、星司郎(幼児)の4兄弟の中に維が入ることで家族の問題や恋が動き出すお話。それぞれ問題を抱えている兄弟達だけど、最初の星ちゃんのところで思わず涙。桜介が一番分かりにくかったというか、維への当たりの強さとその理由が長兄らしからぬ子供っぽさだったかな。でも問題が海生vs穂嵩に移ってからはいいお兄ちゃんでした。維が選んだ相手は、最初から分かってたけど納得!維を介して兄弟間の拗れた関係がクリアになって幸せでなによりだけど、この家族一番の問題児は父親ですよね?特に穂嵩に関しては悪気はなくとも幼い子供に酷だなあ。せっかくなのでそこまで問題解決してくれたら心底ホッとできたかも。