ネタバレ・感想ありラベンダーの庭園のレビュー

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こわっ!
2020年12月11日
やさしいタッチの絵とは裏腹に、じりじりと狂気に蝕まれていきそうな怖さ、存在の不確かさを突き付けられるような怖さが迫ってくる。
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サラサラと砂のような心細さの短編集
2023年11月29日
148ページ。
純文学的な幻想譚といった風情の、繊細で不安や怖れをはらんだ空気の5篇入り短編集。
心細い気持ちになる感じが良かったです。この雰囲気に星4つ。
〜〜〜〜〜
・表題作(40p) 少女の夢、世界の公然の内緒ごと、思春期の孤独感。
・『サミシイ ヨルノ サカナ』(16p) 宇宙を渡る赤い魚と巡る命と大切な心。
・『歯車』(33p) 気持ちを通わせられなかった夫婦の日常を、心象風景にしたらこんな感じだろうか。かなしい。
・『AQUA』(46p) サスペンス風味。島で女と暮らす男、どこかに逃げようともがく様子。
・『終わりの無い終わり』(10p) 昭和初期くらいの時代感が良い味の不気味な話。これが一番好きです。
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作家名: 篠有紀子
出版社: ビーグリー