本来なら、シングルマザーの厳しい生活の為とは言え 囮捜査的騙し討ちの浮気調査員として身バレしたことを罵られて関係は泥沼に(険悪に)・・・となっても仕方ない。と、考えていたらば「弟の家族を壊さないでくれてありがとう」と躱されて、オチョケているの?楽天家?といよいよヒーローケインが怪しく見えてくる。「君の武器はロケットランチャー並みだ」との物思いは、尚も彼をチャラ男に見せてくる。ヒロインジェシーにしてみれば、過去の男は真剣さを見せても行動は別物だったから、用心に用心を重ねての提案は、ドギツイ印象ながらも予防線ガチガチは理解する。彼と元妻の会話は、価値観の違いと望むものは手に入れられないという物思いの辛さをこちらへ伝えてくるが、彼の言葉は軽いけれど行動が伴っていて誠意と愛情がドシドシ募って 疑うよりも進んでみるべしと こちらが発破をかけたくなってしまう。ケインが注ぐ娘への愛情と同様にジェシーに向けられるその行動の全てが「愛している」と彼の体から発しているのが分かるから、彼女がそれを理解する時を順当に見守ろうと思えた。ジェシーの仕事への情熱は シングルマザーの生活の為だけではなく彼女自身が活きる 輝く術としての意味合いもガンガン伝わって羨ましくも感じてウルウルした。この物語、ラブもサクセスも 全てが詰まった夢の箱であることに感激した。でも、エミリーだけは出来すぎた良い子過ぎるので、このままの成長を望みたいが怖くもある。ハピエンシーンにウェディングはアルアルだが、彼女には着せてあげたかった。