「美味●んぼ」的なグルメを追求するお話がBLで展開されるのかと思ったら、普通のBLでした。
といってもBLというジャンル内で見ると、ちょっと毛色の違うところもあり、
甘い展開やエロもあるのですが、さらっとドラマの中に組み込まれてる感じです。
日常の悲喜こもごもがテレビドラマみたいなノリで展開される感じでしょうか。
急なコマの切り替えやセリフが多く、分かりにくいところもあるため、
丁寧に読む必要があります。
今市子さんは、有名な「百鬼夜行抄」を始め多くの一般マンガを描いていますが、
いわゆるBL専門作家さんの作品とはちょっと違う空気が漂ってます。
特徴的なのは、”相手の行動の一部しか見えないために、人はよく思い違いをする”
という展開をこれでもかと描いているところ。
1巻の表題作は1/3だけで、残り2/3は短編集です。
甘めの★4です。
読み放題対象。1巻180ページ、2巻184ページ、3巻180ページ、4巻180ページ、5巻180ページ。