自分に好意を持っている相手に性的興奮を誘発させるフェロモン症が蔓延している設定で3CPのお話。あとがきで「ヤバイくらいアダルトなものを」とありますがまさにその通り、全編通してかなりエロ多めで激しいです。絵も汁多めのエロもあまり好きなタイプではないんですが勢いで読んでしまいました。他にふたつ収録あり。
「駄目な男」
妻に離婚を切り出された生活能力ゼロのリーマンとお隣さんのゲイのお話。これが一番穏やかに読めました。リーマン×ゲイかと思ったら逆でしたがこれはこれでよかった。
「好きにしたいよ」
ある意味一番ヤバかった。隣同士のいわゆる幼馴染みですが、とてもそんな言葉ではくくれない。生まれたばかりの真澄に恋した4つ上の藤生、以来ひたすらに真澄を愛して愛して変態への道をまっしぐら。真澄の執着もかなりのものなのにとにかく藤生の変態加減がものすごい。激しい関係性の割に話は重くなく、もうすごすぎて笑ってしまう感じ。これが互いにとってこれ以上なく幸せな状態なんでしょうね。ヤバイけど。
かなり濃い一冊でした。満腹状態。でもクセになる!他の作品も要チェックですね。