ネタバレ・感想ありうすね正俊 Extra Worksのレビュー

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コンバットドール
2018年6月18日
うすね正俊氏の名作コンバットドールがまとめて読める一冊です。
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初代ガンダムで育った身に刺さる
2025年11月7日
249ページ。
『コンバットドール』シリーズ4話+読切3作の作品集。
シリーズの4話は、主役交代タイプの連作。
「コンバットドール」と呼ばれる軍用パワードスーツを装備した人々のオムニバス。舞台は描かれた当時の「近未来」、この感じ懐かしいとともに、この「近未来」が「過去」として存在することにありがたみ。殺伐とした「近未来」での、戦争とそこに息づく世界の片隅での現実。作品世界での戦争については詳しい描写が無く、そこのバックボーンがもう少し見えた方が人の心情も見えて良かったかな、とは思います。けど『未来少年コナン』や『ガンダム』で育った身には親和性が高く、良い意味での定番感がありました。捻くれ者には少々むず痒かったり安易さを感じるものもありましたが、こういうのもいいよね。ちょっとおまけでシリーズまとめて星4つ。
〜〜〜〜〜
・『HUNTER』
これも近未来戦争もの。こちらはバイオな動物改造兵器が出てくる話。ストーリー的には、コンバットドールシリーズの原型っぽさを感じるものがありますが、発表はあちらの2話より後でした。
・『バイバイ ブローバック』
戦争から逃げてきた宇宙人と、それに出会って巻き込まれ同居が始まる学生女子のお話。コミカルで恋模様もあり、宇宙人の決意も切なく、王道80年代SFって感じで好きです。これがこの本の中で一番古い発表作で、一番好みでした。
・『サムソン』
遭難した宇宙船、無人の星で生き延びた少女とそれを育てて暮らすロボット。こういう子供とロボットの組み合わせに親の情も加わったのには弱い……王道のいい話でした。
古さはあるけど…カッコいい!
2017年5月28日
マニア向けのうすね先生の、さらにマイナーなコンバットドールの詰まった一冊です。戦争物なので簡単に人が死にます。当然主人公が決まっている訳でもなく一話完結の話のオムニバスです。しかし無骨なパワードスーツのかっこよさは一見の価値ありです。戦場の兵士が子供たちのヒーローであろうとする一話と二話はベタですが良いです。
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作家名: うすね正俊
ジャンル: 青年マンガ 歴史
出版社: KADOKAWA