表紙とタイトルから想起される感じとは内容が全く違います(笑)
いや、記号としては作中にそういった要素が沢山盛り込まれてはいるのです。横溝正史的な世界観というか、閉ざされた世界、迷信や呪いの伝承、名家のドロドロとか。人も結構死んでますし。
だけど、肝心の主要キャラ達に悲壮感がまるでありません!笑
皆さん、与えられた状況を早々と受け入れ、明るくのびのびと開放的に、三食管理人つきの快適エッチ生活を楽しんでおられます。適応力高過ぎでしょ!っていう。すごい楽しそうなんですけど、、笑
女性三人も、足の引っ張り合いや駆け引きでもするのかと思いきや、皆仲良し。開発担当とどスケベ担当とキュン担当で、上手に分業して和気あいあいです。悠くんも、ミステリアスなのは見た目だけで、中身は健全な可愛い年頃の性少年。
(以上は全部手放しでほめているつもりです。笑)
…なので、暗い地方のドロドロな世界での愛憎劇がお好きな方は、同作者様の「義弟に~」をオススメしますが、私はこちらも最後まですごく楽しく読めました!何より、絵が美麗で丁寧で、細部までこだわりがあって、ずっと見てても飽きません。