他の悪役令嬢ものとは一線を画す、貴族社会の政治と領地運営作品です。
あまりサラっと読める作品ではなく、腰を据えてじっくりと読みたくなります。
絵がとても綺麗なので、その分読みやすくはなっているかと思いますよ。
断罪イベント後に主人公は領主となり、転生前の記憶を基に領地を治めていきます。
信頼できる仲間と共に、自分の能力と人脈を頼りに領地を良くしていく姿が本当に格好いい。
一筋縄ではいかないことも多く、読み応え抜群です。
そして陥れるためなら何でもしてしまう貴族や教会の闇が身震いするくらい怖い。
この作品は相手もバカではないことが本当に怖いんです。めちゃくちゃハラハラします。
恋の行方も気になるし、まだまだ重い展開がありそうだし、これからどうなっていくのか目が離せません。