ネタバレ・感想あり流転のテルマのレビュー

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素晴らしかった!!!
ネタバレ
2023年12月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ *チベット!私は行ったことありません。
ガイドブック的なものにも手を伸ばしたことがありません。
作中で描かれているのはあまりにも過酷な旅路だし、「私も行ってみたい!」とまでいかないのですが(←軟弱者なのでw)しかしチベットの人たちや文化がとても魅力的で、作者さんの現地愛がヒシヒシと伝わってきました。
物語は行方不明なってしまった兄を探して秘境ムン谷を目指す主人公・徳丸くんと、訳アリそうな魅力的な短髪黒髪トーン肌のソムン、食事その他のアシスタントをしてくれるナムギャルの3人がひたすらチベットの秘境を目指して歩くのですが、心身ともに軟弱だった徳丸くんが、まぁなんとたくましく成長して…(ホロリ)
徳丸くんの兄への悔恨と贖罪の想い、兄のチベット訪問と帰れなくなってしまったことの元凶、そしてソムンの過去…
失われた聖地への道を探しながら様々に絡み合った運命の糸が少しずつほぐれていきます。
チベットの広大な風景に抱かれてのラストシーンは圧巻でした。
アフターストーリー的な部分楽しかったです^^
文句無しの星5つ!
西Tivetでは一日の内に四季があるといわれ
2023年12月1日
「月と金のシャングリラ」からの繋がりから前作に当たる本作にやって来た。
世界中行ったことのない国や地域がまだ無数に有って、自分の限りある命ではチベット(現地ではプーと呼ぶそうだ)へは到底無理なので、この漫画はその行けない場所だからこそ私の旅心に訴えるものが驚くほど大きく、写実的とか巧拙を超越して作者の見てきたその地域の様子が感じ取れた。
チベット初心者が、現地ガイドと賄い担当のお二人に連れられて、通常観光客が踏み入れることのない奥地に入り込む。こちらの好奇心が満たされる上に、物語を貫く行方不明の兄捜索というテーマに沿った、主人公のキャラ設定による展開がある。
読了前だが、日本とは異なる仏教や僧(尼僧)の在り方なども面白くて一旦レビューを、入れておきたくなった。お経の声や山地を渡る風の音、等も当地の感覚を再現しようと轟いている感じ。鳥の囀りが絶えない様なのも伝わる。ボン語に漢字を音で当て嵌めただけと思っていたら「是」で意味が!?
まだ数巻残し、読了後評価を修正する可能性皆無とは言えないが、作者のチベット知識が詰め込まれた本作品の魅力は、自分の手足と感覚で現地で実感したものが投影されていることにあると思う。
気になる点1つ。医学生としながら思慮が足りない点。
夜の虹、見てみたい。2巻の中でおじいさんやお兄さんのこと、92頁迄の描写、一瞬頁めくる手が止まる。

読了した。徳丸、そうだったのか。貴方の「流転」が大きかった。でも、ソナムの選択はホッとしたような、いやかなり勿体ないような…。言葉が出来るから。
おじいさんのやったこと、ちょっとね、そりゃないわと。蔵西先生がそういうお話に作られたのだから仕方が無い。
国境紛争は小さな問題ではないし、警備に神経質なのも想像が付く。付録的に人の子なのだと思わせてクライマックスの本作の緊張が緩んだ。
ヒマラヤをひと目肉眼で下から見上げてみたかったけれど、せめて、この漫画でチベットの多くのことが吸収出来て嬉しかったし、話としても、徳丸の家族史の一端として読んで楽しんだ。
昔、某寺でパキスタンの方の仏教を学ぶツアーの参加者募集を見かけて、激しく心動かされながら参加できなかった。チベット仏教を少しでも知れて、大阪の仇を京都で取り返しても意味はないが、凄く満足感がある。信心は全然ないが寺巡り仏像巡りしたくなった。
蔵西先生には服や食物編も描いて欲しい。
すごく良かったです
2023年8月12日
アプリで連載していた時に追って最終話まで読んだのですが数年後ふとまとめ読みしたくなり買いました。

西チベットのお話で装飾品や洋服の描写にこだわりを感じます。読んでいるだけで異国の香りが漂ってきそうでとても雰囲気の良い漫画です。少し異国のサスペンス感もあり、恋愛もあり、友情もあり……と自分的に知らない国のワクワクするお話!という感じでとても満足のいく漫画でした!
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旅好き、チベット好きならぜひ
2023年2月18日
絵は決して上手い方ではないのですがなんかものすごく引き付けられました。自分も本当に一緒に旅をしているかのような、読んでてドキドキワクワクが止まらなかったです。
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チベットの秘境をひたすら歩く男3人!
ネタバレ
2023年2月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 男3人がチベットの秘境を歩く話がなんでこんなに面白い!1巻を読んでソナムのブーツが好きだーと思った人は読んだ方がいい。だってインスピレーションって大事よ。行った事も興味もなかったチベットの山々が眼前に広がっていく迫力。生活と宗教との密接な繋がり。作者様のチベットへの思い入れがビシバシと伝わってきます。そして美しいラスト。風景が言葉を超えていくようなラストシーンは必見です。なお、BLではございません。ブロマンスです。
面白かった!
2022年2月28日
毎日無料から、まんまと(笑)4巻購入しました。爽やかな終わり方で良かったです。それぞれが抱えているものをすべて消化してくれた感じです。チベット仏教や、土地についてもちょっと知れて楽しかったです。
面白かった
2019年12月19日
ブロマンス好きな方なら読んで損なし買って損なしだと思います。実際に世界にある土地なのに凄いファンタジーな感じ。異国情緒あふれています。
おもしろいです。
2019年4月25日
ストーリーのおもしろさはもちろんのこと、西チベットの人々の生活の様子や仏教のことなど、細部まで書き込まれていてとても興味深く読ませていただきました。
そそられます
2018年1月19日
他では見ないような独特な漫画が大好物です。
チベットは、興味あれど行くには遥か遠すぎる…って認識でした。作者の方が実際に旅されてこられたからか、チベットの文化や生活がリアルで、作中にちょこちょこある雑学が楽しいです。
この世界観だけで、買ってよかったなと思いました。
チベット好き
2017年9月20日
ヒマラヤ方面や旅、チベット好きにはレアな作品かと。 確かにツッコミどころもありますが、キャラたちの苦悩と赦しと救いがあって、最後は大団円となっていたと思います。
珍しい題材
2022年3月2日
【2022.5.21まで毎日無料で3巻まで読めます】チベットの山奥に兄を探しに行く旅です。珍しい場所や細かい装飾が書き込まれているのが特徴的です。主人公にはちょっとイラついてしまいますが・・・
読了。主人公が・・
2019年9月19日
チベットの魅力がいっぱいだけど、チベットの旅ってこんなに大変なんだー。そんな大変なのに徳丸が自分勝手でトラブルばっか起こしてる。「言っちゃダメ」つってるのに何度もベラベラしゃべるし、勝手にフラフラして迷惑かけるし・・あー甘ちゃんでムカつく男!登山の経験も無いのにチベット行くとか、そんな息子に「行って来い」っていう家族にも、そんなのアリ?って思ったし。でも、ラストがどうなるのか気になる~
うーん
ネタバレ
2016年11月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ チベットのことなど全く知らないので、民族的な興味で言えばそこそこ満足。裏ガイドブック的と言いましょうか。でも漫画のお話としてはあまり面白みはないかなぁと思います。主人公がお兄さんに何をしてしまったのか、兄は何をしに行ってどうして帰れないのか・・・3巻までは旅のお話がメインでこのあたりの謎は4巻まで引っ張ります。引っ張るというか匂わせて無理やり4巻まで読者を連れて行こうとしている感じで、物語にうまく絡み合ってないんです。そして4巻冒頭付近でいきなりネタバレです。寺の息子である主人公とその兄、兄に寺の後継を押し付けて未だになんでも人任せな頼りない主人公。3巻の間ずっとその頼りなさと共に兄への申し訳なさにぐるぐるしてます。過去に何があったかという告白タイムで判明したこと。主人公は法事で忙しい兄に頼まれて兄の子供である赤ちゃんを任されるんですが、赤ちゃんは突然死。主人公は「こんな自分に任せた兄が悪い、兄が子供を殺したようなもんだ!」と言ってしまってそれを後悔していると。えー・・・?確かに後悔するほどひどい言い草だけど、そのセリフ自体不自然で無理ないですか?子供を亡くした身内に言うセリフかって思うのもあるけど、なんで兄が殺したようなものだ、ってことになるのかさっぱりわかりません。これを知りたくて4巻まで読んだのかと脱力しました。あといつまでたっても主人公は人の言う事を聞かない甘チャンでイライラしました。
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作家名: 蔵西
出版社: マンガボックス